私の小さな社会貢献活動、著作数56冊-所蔵数93冊を稲城市立図書館6館にて寄贈達成

現在、40年間にわたり自分の研究テーマの体系化を進めていますが、コロナ以降進めてきた公立図書館への寄贈、未・寄贈の新しい報告書を見つけ出し、本日地元の東京都稲城市立中央図書館へ寄贈してきました。

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で地元稲城市における私の小さな社会貢献活動は、著作数56冊、市内の図書館における6館すべての所蔵数は合計93冊になりました。故郷の栃木県立図書館で著作20冊寄贈(生まれたところの宇都宮市立中央図書館で著作16冊寄贈)ですから、ダントツに所蔵数が多いわけです。

黎明期のコミュニティ・ビジネス研究をする方は、ぜひ東京都稲城市立中央図書館を訪ねてみてください。市民著作・細内信孝コーナーがあり、大学生・大学院生には特におススメです。

 

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細内の40年間にわたる研究として、”情報と情報財の研究”から”テーマパーク事業の研究”、そしてコミュニティ・ビジネスの研究まで、研究者としての面白さが読み取れる著作です。情報財もコミュニティ・ビジネスも細内所長が苦心の末、生み出した言葉、概念、コンセプトであり、世の中に定着しつつある言葉です。

 

☆彡

 

 

2025年6月20日 (金)

私のライフワーク、研究の体系化を振り返る

研究者として活動した29歳から68歳までの40年間溜まりにたまった研究資料を整理(断捨離)し、近隣の公立図書館で細内所長の研究成果のヒット件数を調べてみた。

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      ふるさとの博物館にて

すると次のような結果が出た。

・読売新聞のヨミダスのヒット数は、15件

・朝日新聞のクロスサーチのヒット数は、15件

・日経テレコンのヒット数は、27件

・雑誌記事・論文のヒット数は、55件

・日本工業新聞「シンクタンクの目」の連載(寄稿)記事(紙面は、A3サイズの大きさ)は、4件であり

・専門紙への連載は、ダイヤニュース4回、信用金庫新聞8回、生産性新聞6回である

・Google scholarでの引用件数は、2,530件

そして

・39年間での講演回数(ほとんどが依頼によるもの)は、3,000回(国内47都道府県全部をまわり、海外の招聘講演は韓国4回、台湾1回を記録)を超えた

・著作は26冊

・そのうち海外での出版(韓国語版)は、2冊あり

・論文数は、64件

・テレビ・ラジオの出演回数は、56回を超えた

 

みんなが無料で検索できる公共財のデータベースのヒット件数は、

39年間の研究者として、テーマの新規性を含め、まずまずの成果ではないだろうか。

研究の専門性は、自分で拓くもの、そして深めるもの」が、私の持論である。

当ブログ1556回目の作成にあたり、これまで共感(サポート)してくれた多くのみなさんに感謝である。

「どうもありがとう」

まだまだ研究生活は、続きます。

☆彡

2025年6月 7日 (土)

わが従弟会・山羊の会(細内ブログの通算1555回記念号)

母方のわが従弟会・山羊の会は仲が良い。明治以降商家の大家族(下記写真)のもとで育ったせいか、みんな和気あいあいとしている。

先日も従弟会9回目(コロナで中断していたが再会した)の総会が新宿の南国酒家で開催されたが、特別編として今年の晩秋に名古屋開催を予定している。

そこで名古屋(愛知県)、岐阜など、今まで私が両県で仕事をしてきたその足跡を改めて紹介しよう。

岡崎市の中央図書館オープンに伴う地域デビューの講座

名古屋の将来を語る懇談会:市長主催 2005: 公式ブログ  細内所長の旅日記 

2004年開催の愛知県地域ビジネス・フェア

細内所長の岐阜県における講演会活動(2001年~今まで)はこちら: 公式ブログ  細内所長の旅日記 

今回ブログにしたためなかった講演地は他にも沢山あり、蒲郡市で開催された愛知県商工会議所連合会の講演会や北名古屋市、豊橋市、豊田市、名古屋市(教育委員会主催)、半田市、弥富市、豊川市、尾張旭市、犬山市などがある。

以外にも中京方面には足蹴く通っていたことになる。

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わが家のファミリーヒストリー女系編:私の原点は、母方の栃木県壬生町にある干瓢問屋小島屋の記念写真(私から4代前の当主(中央のひげ爺さんこと山羊じじぃ)とその家族、従業員たちにある。大正の中期ころか)
山羊じじぃは、今風に言えば、起業家・ベンチャーでもあった。一代で県下有数の乾物商会を作り上げた。

私の研究に関する新規性の原点は、この母方の血脈にある。

☆彡

2025年6月 4日 (水)

長嶋選手、60数年間どうもありがとう

60年前の小学校の作文に将来の夢は野球選手になると書いた。

北関東で育ち、地元に来るジャイアンツのオープ戦を毎年見に行ったが、試合前の長嶋はいつも外野までトレーニングをしにわざわざ出向いてくれた。彼一流のファンサービスだ。

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大人になり、よみうりランドの近くに住むようになり三十数年が過ぎた。長嶋が時々イベントでよみうりランドに来ると分かれば、天安の前で待った。そしてその時々の彼の姿を確認した。

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今日地元稲城市の東京ジャイアンツタウンにお別れの記帳台が設けられた。お別れの記帳をしてきた。長嶋選手、60数年間どうもありがとう。 合掌

☆彡

2025年4月12日 (土)

2025年コミュニティ・ビジネスを想う

1552回 細内所長の旅日記・公式ブログ

あれから25年、東京都墨田区の社会実装の現場を離れて四半世紀が過ぎた

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細内所長が行く、墨田区両国駅前横綱通り

☆彡

2025年3月22日 (土)

社会起業家とは、そしてそのネットワークとは

今回の投稿で当ブログは、1551回目の投稿になります。それを記念し、細内の旧HPのTopicsから以下転載です

当時英国の社会起業家の役割と組織の在り様が記されています。わが国おいては、今でも参考になるかと思います。

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ユーモアあふれる英国での修了書

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今回、日英の社会起業家交換プログラムの一環で、細内がブリティッシュ・カンシルから招聘され、英国の社会起業家たちと交流してきました。約2週間にわたり彼らと一緒に英国のCBの現場を視察しました。
詳細は「C.B.N.」ホームページ内のコミュニティ・ビジネス通信vol.17にも掲載されてます。

以下はCBN定例会にて報告された概要です

コミュニティ・ビジネス・ネットワーク 2003年度 

第3回定例会 CBN事務局作成
【題目】イギリスにおけるコミュニティ・ビジネスの動向
    -CANの概要とプロジェクト事例-
【講師】細内信孝、CBN理事長、埼玉女子短大客員教授

CBN細内理事長より、英国におけるコミュニティ・ビジネス活動状況をお話しいただきました。これは、昨年9月に行われた、日英社会的起業家交流プログラムで英国を訪問された際のレポートで、今回は、英国における社会的起業家創発の全英的ネットワークであるCAN(Community Action Network)を中心にお話しいただきました。

以下配布されたレジュメの要約と質疑応答です。

CAN(Community Action Network)の創設者の1人である牧師のAndrew Mawsonは、ロンドン東部のブロムリー・バイ・ボウという町のコミュニティ再生(教会を有効活用した健康生活センターの創設)に大きな役割を果たした「社会起業家」。このAndrew Mawsonと、社会起業家Adele Blakebrough、そして、Helen TaylorThompsonの3名が、1998年にCANを創設しました。
「社会起業家」とは、「政策的にアプローチできない地域社会の諸問題に対し、地域住民の積極的な参画を促しながら、行政や起業などのさまざまな団体と連携して、創造的な解決を図ることを支援する人のこと」(『英国の市民社会』The BritishCouncil)を意味します。
CANのビジョンは、「より効果的・効率的に社会問題を解決する新たな起業家の取り組みを支援すること」にあります。コミュニティの人々をつなぎ、ボランティア・非営利組織-行政-企業間の連携をはかることで、このビジョンの具現化を実践しています。

このビジョンの実現に向けて、CANは、(1)社会起業家の数を増やし、彼らの事業の質をあげること、(2)プロジェクトで彼らと協働すること、(3)社会起業家がお互い支援し合うためにネットワークを利用することができることを中心に実践しています。こうして、CANは、英国において、社会起業家の育成とネットワークを構築してきました。CANの組織体制は、本部(ロンドン)の下に8名のRegional Directorがいおり、各地域での活動をサポートする体制となっています。

事業概要
CANの具体的事業には、CAN-Onlineによる情報提供、ロンドン及び各地域のCenterでの直接的な起業支援があります。
CAN-Onlineは、Eメール、電子会議、掲示板、「補助金」情報などのデータベースで構成され、700名を超える会員が、このネットワークを共有しています。中でも、資金調達(地域再生プロジェクト、助成金など)に関する情報は2,000を超え充実しています。
CAN Centerは、オンラインを補足する役割を担い、人々が直接に情報交換・意見交換することが可能となっています。なお、会員は、「プレミア会員」「スタンダード会員」「ベーシック会員」と3種類あり、会員別に、受けられるサービスが異なります。
このような活動を展開するCANの特徴を細内理事長は、(1)全英最大・行動重視のアプローチであること、(2)積極的な連携・基金づくり、(3)国際的なネットワーク(現在、オーストラリアにCANと連携した社会起業家ネットワークを有しています。また、アメリカ、南アフリカ、南アメリカ、東西ヨーロッパの政府や組織との契約を通じて、英国以外にも、国際的なネットワーク構築に意欲的です)としています。

【事例紹介】
CANが携わっているCommunity Action Furness Projectsの事例がいくつか紹介されました。                      

以上

☆彡

       

2025年2月22日 (土)

再び、地域デビュー応援講座のご案内

研究資料の断捨離の最中に2011年に地元稲城市で実施した地域デビュー応援講座のパンフレットが出てきました。

地域デビューの応援講座は人気の講座で、最初にぎょうせい社から細内信孝編著「団塊世代の地域デビュー心得帳」(2007年)という書籍を上梓し、すぐに愛知県岡崎市から講座開設の依頼がきました。その後、山武市、連合栃木、塩尻市、東大和市など、多くの自治体から講座開設の依頼が来たものです。

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参加されたみなさんは、地域コミュニティで素敵にご活躍されているでしょうか?

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2025年1月22日 (水)

わが国のソフトの劣化がとても心配だ!

私は、日本社会のソフトの劣化(問題解決能力の劣化)をとても心配している。

ハード面の劣化、すなわち水道や道路、そして橋、建物などの劣化は周知の事実だが、最近会社や役所などの組織面の劣化を日常生活で散見する。

組織全体を見渡して全体を認識、調整、リードする人材が欠如しているからかもしれないが、根本の問題は、正規と非正規を区別し、待遇面と権限で差を付け、自分の手に負えないことは外だしをしているところに真因がある。

非正規のスタッフを増やすことや業務を外だしすることにより、組織の問題解決能力は低下し、賃金面からわが国の一人当たりGDPも下降していく。すでに近隣の韓国や台湾の一人当たりGDPに追い抜かれる局面にある。

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田中正造の気概

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2025年1月10日 (金)

巳年に思うこと、小さな社会貢献活動は個人ベースで積極的に競いあうもの

今まで日本における社会貢献は、どちらかというと、つつましやかに目立たず、隠すことが美徳であると思われてきたが、最近は名前を明らかにし、それを積極的に他者と競い合いながら、地域社会に貢献することが地域の発展に寄与するものと理解されている。

欧米においてはシニアになると公園にベンチを寄付するなど、寄贈した人物の名前がラベルとしてベンチの裏面に付帯しているケースだ。例えば、それは”トムおじさんの素敵なベンチ”などと寄贈者の名前付きで、耐用年数を過ぎると新しい寄贈者があらわれ、新陳代謝を繰り返し、公園の名物の一つとなる。お金による納税や寄付などもよいが、自分独自のものが多様化を促す。何もみな同じ貢献でなくて、人それぞれ違っていてよい。自分にあった得意技を社会に還元すればよいのである。そうした理由から、小生は、公共図書館等に拙著を積極的に寄贈することを私の小さな社会貢献活動としている。

企業などは、ネーミングライツとして、地域の体育館や野球場、そしてサッカー場、公共のホール、公会堂などのネーミングの命名権を期限付きで購入し、地域社会に貢献している。それは地域文化の一つとして、地域の未来へとつながっていく。

今や美徳を求めて、つつましやかに隠す古い慣習は、時には躍動する蛇のように脱皮が求められているのかもしれない。

巳年 2025年

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2023.11 岡山県笠岡市郷土館にて古き友と

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2024年12月17日 (火)

私の小さな社会貢献活動、著作54冊-所蔵数86冊を稲城市立図書館6館で寄贈達成

先日地元東京稲城市図書館に拙著・研究報告書を納めてきた。これで著作件数は54件を超え、稲城市内6館すべてで所蔵されている拙著・研究報告書の数は、とうとう86冊となった。

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*書棚にコーナーもできた

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我ながら小さな社会貢献活動の成果であり、誇りに思っている。大谷選手のホームラン数と盗塁数の50-50には比べようがないが、私なりに成し遂げた著作数54件-蔵書数86冊である。大谷流でいうならば、著作数並びに蔵書数は50-80というべきか。

エビデンス検証は:東京都稲城市(人口9万4千の町)の蔵書検索のOPACから細内の名前を入れて検索してみよう

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思い出:CBNの会合にスマートバレー公社のビル・ミラー教授を迎えて

思い出の写真は、1997年10月米国スマートバレー公社のビル・ミラー副会長(スタンフォード教授)を迎えてのCBN講演会の風景


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左端にエコマネーの加藤氏、MCは細内、右端にミラー教授と通訳者

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ミラー教授と通訳者

ミラー教授に墨田区の伝統工芸者片岡さん制作の日本屏風をお礼に差し上げたのが私の思い出に残っている。何を差し上げたら彼が喜ぶか、苦心したからである

☆彡

2024年12月14日 (土)

谷川俊太郎は「そして」という接続詞を残して‥‥

「そして」のそしては、私が続く

谷川俊太郎の鬼籍入りを風の便りに耳にして

彼の詩集「そして」を本棚から取り出した

 

そして

夏になればまた蝉が鳴く

花火が記憶の中でフリーズしている

遠い国はおぼろだが

宇宙は鼻の先

なんという恩寵

人は死ねる

そしてという接続詞だけを残して

 

私たちの人生は、「そして」の連続だ

私が、1996年から1998年の3年間にわたり、ヒューマンルネッサンス研究所在籍中に総合プロデュースし、自ら登壇したコミュニティとコミュニティ・ビジネスに関する公開シンポジウムの写真が、書斎の本棚から谷川の詩集とともにこぼれ落ちてきた。

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1996年当時は、髪の毛は黒グロであったが

そして今(あれから28年が経過した2024年現在)、私の髪の毛は真っ白となり

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2023年12月19日台北市の現代客家地域経済フォーラム(台湾客家委員会)にて基調講演を行う

日本国内や異国の地でも市民・住民、地域コミュニティの役に立つよう今も「そして」の講演を続けている

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2024年12月 4日 (水)

堀田先生を悼む

本日2024年12月4日堀田先生が11月下旬に鬼籍入りされたことを大手新聞で知った。

11年前に京王相模原線の若葉台駅から新宿駅まで車中談義をさせていただいたことを思い出す。

京王線の車中で堀田力先生と生き方、働き方の問答をする: 細内所長の旅日記  hosouchi188@gmail.com

「これからは、老々介護が必要になるだろう」といわれた先生の言葉が忘れられない。

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身近なところで介護サービスを見る機会が増えた。

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老々介護も、ボランティアや市民活動、相互支援が大切だ。

堀田先生のご冥福をお祈りする。

☆彡

2024年11月14日 (木)

私が監修したCB事例紹介の記事

私が監修したCB事例の記事を以下に紹介しよう

出典はすべて「ボンビバーン」しんくみ情報誌より

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2024年11月 8日 (金)

2025地域デビュー応援講座

あなたの地域デビューを応援する講座の紹介です。

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#千葉県山武市のケース(チラシをクリックすると拡大します)

 

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#東京都あきる野市のケース(チラシをクリックすると拡大します)

 

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#神奈川県逗子市のケース(チラシをクリックすると拡大します)

地域で何かやりたい、郷土愛を育みたいと思案中、企画中の方に最適な講座の紹介です。

詳しくはCB総研までご相談ください

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2024年10月10日 (木)

公共図書館満席の時代

地方の街では書店が消えていく昨今、首都圏の公共図書館では、月に新刊900冊の寄贈本があるという。

日になおすと1日平均30冊の寄贈である。

また最近は新聞をとらない家庭が増えている。公共図書館でまとめ読みをしている年金生活者が少なくないという。朝から夕方まで冷暖房のきいた図書館は満席状態である。

地域の公共図書館では高齢化に伴いシニアの姿が増え、新聞も新刊も順番待ちになり、人気の新刊は貸し出し予約100人待ちも少なくないという。100人待ちだと6か月以上かかる時があるという。

こうした現象をどうとらえたらよいのであろうか?

新聞社も出版社も書店も、経営が難しい時代に入っている。

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2024年9月 1日 (日)

一芸に秀でる知と行動の先人たち

 私が接した一芸に秀でる人々を紹介しよう

すでに鬼籍入りした人もいるが、同時代を生きている人もいる

川田昇のやってんべ 下河辺淳さんを悼む 石井十次と川田昇 子安さんを悼む  津端修一さんを悼む

立石義雄さんを悼む  堀田力さんとの車中談義 松岡正剛さんを悼む ノーベル化学賞・福井謙一先生の珠玉のことば  

福原義春さんを悼む
  清成さんを悼む 林泰義さんの心に残る言葉 延藤さんとの思い出

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伝記と現地調査から知った人々 葛飾北斎の創造力を知る 線香では風呂は沸かない椋鳩十  牧野富太郎  田中正造  二宮尊徳  ガンジー

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2024年8月25日 (日)

ボランタリー経済の誕生と松岡正剛

私にとって、彼の著作、情報文化研究フォーラム 編『情報と文化 多様性・同時性・選択性』NTT出版、 1986年が知の人・松岡正剛さんとの初めての出会いであり、その後、ワーマン, リチャード・S『情報選択の時代』日本実業出版社、1990年(翻訳本)で彼の知を再確認し、そして1994年に私がヒューマンルネッサンス研究所(HRI)の主任研究員として転籍してから、転籍先のHRI(オムロンの研究所)での研修会でご本人にお会いし、日本の花鳥風月について議論したのも懐かしい思い出である。煙草と講義の際のペットボトルが似合う方(当時ペットボトルの水は一般化しておらず、それを要求するのは稀)でした。

また、その年に通産省の「ボランタリー経済の誕生、自発する経済とコミュニティ」という珍しい委員会で、座長の下河辺淳さん、金子郁容さん、委員会の事務局(会社)として松岡さんらとお会いしてから、早30年が経過している。当時下河辺さん、そして金子さんにもお世話になった。

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今回の松岡正剛さんの訃報に接し、私の情報学、情報財、そしてボランタリー経済、コミュニティ論、コミュニティ・ビジネス等の研究過程(その成果が、写真に映る私の書籍(41冊)であり、東京都稲城市立中央図書館で所蔵されている)において、大変勉強にそして励みになったことを記して、ご冥福をお祈りする。

合掌 細内信孝

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2024年8月16日 (金)

我が国の伝統芸能・歌舞伎は常に変化するもの

時代の先端にある伝統芸能は、権力者の保護よりもむしろ民衆の贔屓を受けて自由に変化・上昇するもの

現代歌舞伎にタップダンスやムーンウォークを入れてもよいではないか

そして台詞を全面的に現代口語に変えてもよいでないか

また公演時間を今の時間に合わせて映画並みに2時間にしてもよいでないか

時には客席を何回転させるかという発想も必要だろう

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そして歌舞伎は、民衆の支持・批判を受けてさらに発展するもの

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歌舞伎には、そうした力強い推進エンジンが秘められている。

☆彡

2024年8月 4日 (日)

ベンチャービジネスの生みの親

昨8月3日、全国紙の訃報欄にベンチャービジネスの第一人者・清成先生(中小企業論)の記事が掲載されていた。

一般的には、法政大学の元総長といった方が通りが良いだろう。

私が清成先生とはじめて名刺交換をさせていただいたのは、当時金融機関の研究所に勤務しているときであり、ある委員会の事務局をその研究所が担当していたからだ。

何度かオブザーブで委員会を傍聴させていただいたが、清成先生の温厚な人柄が今でも印象に残っている。

その後、私が法政大学大学院政策創造研究科にコミュニティ・ビジネス論の兼任講師として招かれたが、清成先生とは全く違うルートからのお誘いだったが、ベンチャービジネスとコミュニティ・ビジネスの研究縁から喜んで講師(6年間在職)をお引き受けした。

ご冥福をお祈りする。

合掌

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