2023年12月19日細内所長、台湾客家員会より招待を受け、コミュニティ・ビジネスの講演を行う

細内所長は、昨日2023年12月20日の深夜に台湾から帰国しました。

それに先立ち2023年12月19日の細内所長は、台湾の客家員会から招待を受け、現代客家地域経済フォーラムにて日本のコミュニティ・ビジネスと題して、日本の地域経済について基調講演を行いました。その結果、楊主任委員はじめ新しい台湾の友人もできました。

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台湾での基調講演(2023.12.19は初めて

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壇上中央のメガネ姿が細内所長

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講演中の細内所長

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客家委員会の楊主任委員と記念撮影

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客家楊主任委員と談笑

 

当日のプログラムはこちらから

 

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講演会場の様子

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論壇参加者一同と記念写真

 

写真は客家委員会の事務局提供

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2024年10月10日 (木)

公共図書館満席の時代

地方の街では書店が消えていく昨今、首都圏の公共図書館では、月に新刊900冊の寄贈本があるという。

日になおすと1日平均30冊の寄贈である。

また最近は新聞をとらない家庭が増えている。公共図書館でまとめ読みをしている年金生活者が少なくないという。朝から夕方まで冷暖房のきいた図書館は満席状態である。

地域の公共図書館では高齢化に伴いシニアの姿が増え、新聞も新刊も順番待ちになり、人気の新刊は貸し出し予約100人待ちも少なくないという。100人待ちだと6か月以上かかる時があるという。

こうした現象をどうとらえたらよいのであろうか?

新聞社も出版社も書店も、経営が難しい時代に入っている。

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☆彡

 

2024年9月 1日 (日)

一芸に秀でる知と行動の先人たち

 私が接した一芸に秀でる人々を紹介しよう

すでに鬼籍入りした人もいるが、同時代を生きている人もいる

川田昇のやってんべ 下河辺淳さんを悼む 石井十次と川田昇 子安さんを悼む  津端修一さんを悼む

立石義雄さんを悼む  堀田力さんとの車中談義 松岡正剛さんを悼む ノーベル化学賞・福井謙一先生の珠玉のことば  

福原義春さんを悼む
  清成さんを悼む 林泰義さんの心に残る言葉 延藤さんとの思い出

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伝記と現地調査から知った人々 葛飾北斎の創造力を知る 線香では風呂は沸かない椋鳩十  牧野富太郎  田中正造  二宮尊徳  ガンジー

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2024年8月25日 (日)

ボランタリー経済の誕生と松岡正剛

私にとって、彼の著作、情報文化研究フォーラム 編『情報と文化 多様性・同時性・選択性』NTT出版、 1986年が知の人・松岡正剛さんとの初めての出会いであり、その後、ワーマン, リチャード・S『情報選択の時代』日本実業出版社、1990年(翻訳本)で彼の知を再確認し、そして1994年に私がヒューマンルネッサンス研究所(HRI)の主任研究員として転籍してから、転籍先のHRI(オムロンの研究所)での研修会でご本人にお会いし、日本の花鳥風月について議論したのも懐かしい思い出である。煙草と講義の際のペットボトルが似合う方(当時ペットボトルの水は一般化しておらず、それを要求するのは稀)でした。

また、その年に通産省の「ボランタリー経済の誕生、自発する経済とコミュニティ」という珍しい委員会で、座長の下河辺淳さん、金子郁容さん、委員会の事務局(会社)として松岡さんらとお会いしてから、早30年が経過している。当時下河辺さん、そして金子さんにもお世話になった。

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今回の松岡正剛さんの訃報に接し、私の情報学、情報財、そしてボランタリー経済、コミュニティ論、コミュニティ・ビジネス等の研究過程(その成果が、写真に映る私の書籍(41冊)であり、東京都稲城市立中央図書館で所蔵されている)において、大変勉強にそして励みになったことを記して、ご冥福をお祈りする。

合掌 細内信孝

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2024年8月16日 (金)

我が国の伝統芸能・歌舞伎は常に変化するもの

時代の先端にある伝統芸能は、権力者の保護よりもむしろ民衆の贔屓を受けて自由に変化・上昇するもの

現代歌舞伎にタップダンスやムーンウォークを入れてもよいではないか

そして台詞を全面的に現代口語に変えてもよいでないか

また公演時間を今の時間に合わせて映画並みに2時間にしてもよいでないか

時には客席を何回転させるかという発想も必要だろう

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そして歌舞伎は、民衆の支持・批判を受けてさらに発展するもの

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歌舞伎には、そうした力強い推進エンジンが秘められている。

☆彡

2024年8月 4日 (日)

ベンチャービジネスの生みの親

昨8月3日、全国紙の訃報欄にベンチャービジネスの第一人者・清成先生(中小企業論)の記事が掲載されていた。

一般的には、法政大学の元総長といった方が通りが良いだろう。

私が清成先生とはじめて名刺交換をさせていただいたのは、当時金融機関の研究所に勤務しているときであり、ある委員会の事務局をその研究所が担当していたからだ。

何度かオブザーブで委員会を傍聴させていただいたが、清成先生の温厚な人柄が今でも印象に残っている。

その後、私が法政大学大学院政策創造研究科にコミュニティ・ビジネス論の兼任講師として招かれたが、清成先生とは全く違うルートからのお誘いだったが、ベンチャービジネスとコミュニティ・ビジネスの研究縁から喜んで講師(6年間在職)をお引き受けした。

ご冥福をお祈りする。

合掌

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2024年7月19日 (金)

私の心象風景に残る、はちみつ屋さん

私の実家の写真が、次の細内養蜂場の写真である。

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養蜂業は、父が土日を使って副業ではじめたため、販売は母が中心となって事業を行っていた。

はちみつ絞りには、中学・高校時代に日曜日を中心に手伝いをしたが、時にはみつ蜂にさされ、目の瞼の上をはらして学校へ通ったものである。

父の自家製はちみつ事業の成立には、10年くらいの経験を有した。素人が養蜂をはじめて、はちみつを採取できるレベルとは、そのくらいの時間が必要となるものである。

だからこそ副業なのである。

しかし、今は、そこにその看板はない。

弟が実家を継ぎ、私も67歳になってしまったからである。

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2024年7月18日 (木)

現在細内所長の旅日記は、1535回を迎えました

この旅日記ブログは、2007年からスタートし、2024年7月現在、17年目を迎えています。

現在は、コミュニティ・ビジネスの探求や人生の旅風景を思い出し、気のおもむくままに当欄にアップしています。

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さいとう工房への視察に法政大学院生を引率(当時法政大学院兼任講師)

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法政大学院での授業(コミュニティ・ビジネス論を担当)に斎藤省氏を招き、実演していただく

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インドへは、人間ガンジーの探究、インドの文化風土の研究にも向かった

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2024年7月12日 (金)

復刻版絵本から現代社会を読む、「コミュニティ・ビジネスはまちにやさしい仕事」だった

写真は、復刻版の絵本と細内信孝・木村政希「コミュニティ・ビジネスはまちにやさしい仕事」『地域情報』北海道東北開発公庫 No.241 1999年5月 p.9-10 である。

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1999年3月絵本を発行

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絵本作成のためのパリアート調査(1998年)

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25年前(1999年)に上梓したこの絵本は、まさに現代の地域版SDGsを先取りした持続可能な地域社会のコンセプトを解説した絵本だった

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2024年7月 5日 (金)

古代の文字文化をもたない人々の暮らしを想う

東京都埋蔵文化財センターで4000年~5000年前の先人の暮らしの道具を見てきました。土器を作ったのは、縄文人(文字文化を持たない古モンゴロイドか?)ですが、その後の日本列島に住む弥生人、和人、蝦夷、アイヌとも違う人々でしょうか。それとも、それらの人々のご先祖さまでしょうか。

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それら出土品は、弥生人(稲作と銅器、鉄器、文字文化を持ち込んだ人たち、現日本人の大多数を占める人々のご先祖さまか?)から見たら、蝦夷の人々の生活道具かもしれません。写真は、東京都多摩地区から発掘されたものです。岡本太郎のアートの原点は、この縄文文化にあると思っています。

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2024年6月21日 (金)

東京都稲城市立中央図書館の市民著作コーナーに所蔵されている拙著も41冊になりました

私はとうとう67歳になりました

東京都稲城市立中央図書館の市民著作コーナーに所蔵されている拙著もとうとう41冊になりました

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子どものころから本好きだった少年が、今や拙著数は41冊となり、好きな本を自分で自由に書き編集し、創造できるようになりました

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上の写真にあるような縦長の絵本やテーマパークなどのレジャーランド&レクパーク総覧の辞典など、ある特定分野に特化した専門書籍の作成にも参画しました

今や電子書籍もアマゾンから4冊ほど出しています。

そして、国立国会図書館サーチの”細内信孝”の検索数は、126になっています。

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2024年6月 8日 (土)

さあ―大変だ。新聞の発行部数が減っている

新聞の発行部数が減っているという。

そして、いま図書館の新聞閲覧コーナーが大繁盛しているという。

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定年を迎えた御仁が自宅で新聞をとるのをやめ、近くの図書館で無料の新聞を時間をかけて閲覧しているからである。日本の高齢化率29%で約三割が65歳以上の高齢者だから。

地域社会の変化はこうした身近なところからやってくる。

2024年5月21日 (火)

14年後の親指腱鞘炎とICT罹患

2010年ソウルの社会的経済の国際会議に招待され、基調講演をしたときに、世界に誇る韓国ICTを目の当たりにした。

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携帯電話のテザリングを利用し、私の講演内容を韓国語、英語と同時翻訳し、会場掲示板に映写していた。このシステムはまさにテザリングの効用そのものである。


CB総研 コミュニティ・ビジネスと社会起業家 (hosouchi.com)

私は帰国すると、すぐにアイホン4を購入したが、わが国では当時テザリングは規制対象で使えなかった。電車車両でアイホン4を使っていた人がまだ2~3人しかいない時代でガラケー携帯が主流だった。


あれから14年が経過し、私はとうとう親指の腱鞘炎になってしまった。時代を象徴する病に罹患したのである。誠に皮肉なものである。

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2024年5月18日 (土)

持続可能な地域コミュニティとは

持続可能な地域コミュニティを知るには、

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平家落人の里や祭りの研究をすれば、自ずとそのヒントが見つかる。

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千年近くも持続した地域コミュニティの特性や祭りの機能と役割がそこに存在するからである

2024年5月13日 (月)

日本人はランキング好きな国民性

日本人は昔からこうしたランキングが好きな国民性。相撲になぞらえ大関から前頭まで網羅された明治中期の地元下野国(栃木県)の酒造家リスト。

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当方より4代前、母方につながる高祖父(年間清酒7万本、700石を生産する酒造家)の名前が見える(郡内一の生産石高だったことが判明)

調べてみると、当時銀行の機能を地元の大地主・大富豪がになっていた。酒造家は毎年酒造りの費用を地元の大地主から借用して酒を生産していた。明治初期に各地に銀行が設立されたのも、こうした近代貨幣経済の発達過程が見える。

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2024年4月21日 (日)

復刻絵本・まちにやさしい仕事は、SDGsを先取りした発想と実装の絵本

25年前に監修した”絵本・まちにやさしい仕事”の復刻版が昨日誕生日のプレゼントとして神様より届きました

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CBNコミュニティ・ビジネス・ネットワークの仲間が復刻版を作ってくれました

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2024年4月12日 (金)

紀の国にっぽん

日本の神社仏閣における木の彫刻の素晴らしさは、”伝統工芸の巧みさ”の一言では片付けられないものがある

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先人たちの知恵と技がそこにある

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そして人々の暮らしと木の文化との調和がそこに見えてくる

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木(紀)の国日本の優しさがそこにある

2024年3月30日 (土)

新・プロジェクトX 予告編を見て思う、時代に育てられたタスクフォース、我がコミュニティ・ビジネス

NHK「新・プロジェクトX」の予告編が3/28放映されていたが、その中で中島みゆきさんの番組主題歌を熱唱するシーンとして2002年第53回紅白歌合戦の黒四ダム内部からのシーンが使われていたが、それに関連する私だけの秘話をご紹介しよう。

当時2002年10月に放映されたNHK総合「くらしと経済」(主婦の新ビジネス=CB、ワーカーズコレクティブ特集)に解説者として私も出演していたが、その収録時、NHKの役員専用車(当時節約のため、空いている役員専用車を活用しようという通達があったらしい)で自宅まで送迎してもらったが、ドライバーさん曰く「先日長野県大町市の黒四ダムまで紅白歌合戦の機材を搬入してきました」と、「中島みゆきさんが紅白歌合戦で使う機材ですよ」と、ハッキリとおっしゃっていたのを先日の中島みゆきさんの歌唱シーンで思い出した次第です。

22年前の話しなので裏話を少し語っても良いと思って当欄にアップしました。

私のミッションとするところの「日本のコミュニティ経済、コミュニティ・ビジネス(CB)」も平成の時代に流星のごとく登場し、平成という時代に育てられたタスク・フォース(CBは社会課題解決のソフト力)の一つです。

人口減少で課題山積みの日本において「新・プロジェクトX」が新たな芽を出すきっかけになることを期待しております。

がんばってください。

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ふるさとの塚山古墳にて写す(2024年3月18日) 

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2024年3月 5日 (火)

地域起業(コミュニティ・ビジネス)は、まちの誇りにもなるもんだ!

私の地域おこし、コミュニティ・ビジネスに関する講演生活は、1987年から現在までの37年間でゆうに3,000回を超えている。

そんな各地の起業現場で特に印象に強く残るのは”創始者はつらいよ”ということである。時には地域住民からけったいなことをしていると批判され、石を投げられることもあったという。やがて、それは地域の誇りに変わっていくのだ。

今、NHKBSの朝ドラで「まんぷく」(インスタントラーメン開発者とその奥さんの物語)が再放送されているが、私は、2000年代に大阪の池田商工会議所の招きで講演に行ったことがある。講演会終了後、彼らは誇らしげに「我がまちから誕生した世界企業」の歴史を表現したインスタントラーメン、ヌードル博物館へ案内してくれた。

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インスタントラーメン発明記念館の視察時にいただいた書籍より

 

また1998年コミュニティ・ビジネスの講演会で栃木県足利市商工会議所に招かれたが、この時も、細内さんの言われる”コミュニティ・ビジネス”がうちのまちにもあると、同会議所の中島専務理事さんからいわれ、ワイン醸造の現場に連れて行ってもらったが、それは、社会福祉法人の敷地に同居したココ・ファーム・ワイナリーという”ワイン醸造場とぶどう畑”であった。今では、まちの誇りであると多くの地域住民から支持を寄せられると、当時川田園長はよろこんで話してくれたのが今でも強く印象に残っている。


私が引率した人たちにレクチャーをしてくれた在りし日の川田園長

このように地域起業、コミュニティ・ビジネスは、時には”まちの誇り”に変貌するのである。

まちの誇りになることで、やがてそれは本物(伝説)となるのである。

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2008年10月神奈川県逗子市のポスターより

 

世界に一つだけの自分の花をさかせよう。

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2024年2月26日 (月)

2023年11月の岡山県笠岡コミュニティ・ビジネス研修会

懐かしい講演会風景が分かる岡山県笠岡市での写真を発見しました。それは、その看板文字がだれが記載したか、一目で分かるからです。

| 信州大学附属図書館OPAC

この写真は2008年開催の今から16年前でしょうか。

2023年11月27日から30日までの今回の笠岡コミュニティ・ビジネス研修会は、そうした懐かしい人との再会もあり、たいへん思い出深いものとなりました。

笠岡市職労主催動画

よし今だ新聞

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晩秋の空に映える笠岡諸島と本土を結ぶ定期フェリー  

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守屋氏が筆を執る独特の看板文字とその配色

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