私の小さな社会貢献活動、著作数55件-所蔵数86冊を稲城市図書館に寄贈達成

先日地元東京稲城市図書館に拙著・研究報告書を納めてきた。これで著作件数は55件を超え、稲城市内6館すべてで所蔵されている拙著・研究報告書の数は、とうとう86冊になった。

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我ながら小さな社会貢献活動の成果であり、誇りに思っている。大谷選手のホームラン数と盗塁数の50-50には比べようがないが、私なりに成し遂げた著作数55件-蔵書数86冊である。大谷流でいうならば、著作数・蔵書数50-80というべきか。

エビデンス検証は:東京都稲城市(人口9万4千の町)の蔵書検索のOPACから細内の名前を入れて検索してみよう

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2025年1月22日 (水)

わが国のソフトの劣化がとても心配だ!

私は、日本社会のソフトの劣化(問題解決能力の劣化)をとても心配している。

ハード面の劣化、すなわち水道や道路、そして橋、建物などの劣化は周知の事実だが、最近会社や役所などの組織面の劣化を日常生活で散見する。

組織全体を見渡して全体を認識、調整、リードする人材が欠如しているからかもしれないが、根本の問題は、正規と非正規を区別し、待遇面と権限で差を付け、自分の手に負えないことは外だしをしているところに真因がある。

非正規のスタッフを増やすことや業務を外だしすることにより、組織の問題解決能力は低下し、賃金面からわが国の一人当たりGDPも下降していく。すでに近隣の韓国や台湾の一人当たりGDPに追い抜かれる局面にある。

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田中正造の気概

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2025年1月10日 (金)

巳年に思うこと、小さな社会貢献活動は個人ベースで積極的に競いあうもの

今まで日本における社会貢献は、どちらかというと、つつましやかに目立たず、隠すことが美徳であると思われてきたが、最近は名前を明らかにし、それを積極的に他者と競い合いながら、地域社会に貢献することが地域の発展に寄与するものと理解されている。

欧米においてはシニアになると公園にベンチを寄付するなど、寄贈した人物の名前がラベルとしてベンチの裏面に付帯しているケースだ。例えば、それは”トムおじさんの素敵なベンチ”などと寄贈者の名前付きで、耐用年数を過ぎると新しい寄贈者があらわれ、新陳代謝を繰り返し、公園の名物の一つとなる。お金による納税や寄付などもよいが、自分独自のものが多様化を促す。何もみな同じ貢献でなくて、人それぞれ違っていてよい。自分にあった得意技を社会に還元すればよいのである。そうした理由から、小生は、公共図書館等に拙著を積極的に寄贈することを私の小さな社会貢献活動としている。

企業などは、ネーミングライツとして、地域の体育館や野球場、そしてサッカー場、公共のホール、公会堂などのネーミングの命名権を期限付きで購入し、地域社会に貢献している。それは地域文化の一つとして、地域の未来へとつながっていく。

今や美徳を求めて、つつましやかに隠す古い慣習は、時には躍動する蛇のように脱皮が求められているのかもしれない。

巳年 2025年

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2023.11 岡山県笠岡市郷土館にて古き友と

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思い出:CBNの会合にスマートバレー公社のビル・ミラー教授を迎えて

思い出の写真は、1997年10月米国スマートバレー公社のビル・ミラー副会長(スタンフォード教授)を迎えてのCBN講演会の風景


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左端にエコマネーの加藤氏、MCは細内、右端にミラー教授と通訳者

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ミラー教授と通訳者

ミラー教授に墨田区の伝統工芸者片岡さん制作の日本屏風をお礼に差し上げたのが私の思い出に残っている。何を差し上げたら彼が喜ぶか、苦心したからである

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2024年12月14日 (土)

谷川俊太郎は「そして」という接続詞を残して‥‥

「そして」のそしては、私が続く

谷川俊太郎の鬼籍入りを風の便りに耳にして

彼の詩集「そして」を本棚から取り出した

 

そして

夏になればまた蝉が鳴く

花火が記憶の中でフリーズしている

遠い国はおぼろだが

宇宙は鼻の先

なんという恩寵

人は死ねる

そしてという接続詞だけを残して

 

私たちの人生は、「そして」の連続だ

私が、1996年から1998年の3年間にわたり、ヒューマンルネッサンス研究所在籍中に総合プロデュースし、自ら登壇したコミュニティとコミュニティ・ビジネスに関する公開シンポジウムの写真が、書斎の本棚から谷川の詩集とともにこぼれ落ちてきた。

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1996年当時は、髪の毛は黒グロであったが

そして今(あれから28年が経過した2024年現在)、私の髪の毛は真っ白となり

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2023年12月19日台北市の現代客家地域経済フォーラム(台湾客家委員会)にて基調講演を行う

日本国内や異国の地でも市民・住民、地域コミュニティの役に立つよう今も「そして」の講演を続けている

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2024年12月 4日 (水)

堀田先生を悼む

本日2024年12月4日堀田先生が11月下旬に鬼籍入りされたことを大手新聞で知った。

11年前に京王相模原線の若葉台駅から新宿駅まで車中談義をさせていただいたことを思い出す。

京王線の車中で堀田力先生と生き方、働き方の問答をする: 細内所長の旅日記  hosouchi188@gmail.com

「これからは、老々介護が必要になるだろう」といわれた先生の言葉が忘れられない。

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身近なところで介護サービスを見る機会が増えた。

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老々介護も、ボランティアや市民活動、相互支援が大切だ。

堀田先生のご冥福をお祈りする。

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2024年11月14日 (木)

私が監修したCB事例紹介の記事

私が監修したCB事例の記事を以下に紹介しよう

出典はすべて「ボンビバーン」しんくみ情報誌より

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2024年11月 8日 (金)

2025地域デビュー応援講座

あなたの地域デビューを応援する講座の紹介です。

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#千葉県山武市のケース(チラシをクリックすると拡大します)

 

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#東京都あきる野市のケース(チラシをクリックすると拡大します)

 

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#神奈川県逗子市のケース(チラシをクリックすると拡大します)

地域で何かやりたい、郷土愛を育みたいと思案中、企画中の方に最適な講座の紹介です。

詳しくはCB総研までご相談ください

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2024年10月10日 (木)

公共図書館満席の時代

地方の街では書店が消えていく昨今、首都圏の公共図書館では、月に新刊900冊の寄贈本があるという。

日になおすと1日平均30冊の寄贈である。

また最近は新聞をとらない家庭が増えている。公共図書館でまとめ読みをしている年金生活者が少なくないという。朝から夕方まで冷暖房のきいた図書館は満席状態である。

地域の公共図書館では高齢化に伴いシニアの姿が増え、新聞も新刊も順番待ちになり、人気の新刊は貸し出し予約100人待ちも少なくないという。100人待ちだと6か月以上かかる時があるという。

こうした現象をどうとらえたらよいのであろうか?

新聞社も出版社も書店も、経営が難しい時代に入っている。

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2024年9月 1日 (日)

一芸に秀でる知と行動の先人たち

 私が接した一芸に秀でる人々を紹介しよう

すでに鬼籍入りした人もいるが、同時代を生きている人もいる

川田昇のやってんべ 下河辺淳さんを悼む 石井十次と川田昇 子安さんを悼む  津端修一さんを悼む

立石義雄さんを悼む  堀田力さんとの車中談義 松岡正剛さんを悼む ノーベル化学賞・福井謙一先生の珠玉のことば  

福原義春さんを悼む
  清成さんを悼む 林泰義さんの心に残る言葉 延藤さんとの思い出

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伝記と現地調査から知った人々 葛飾北斎の創造力を知る 線香では風呂は沸かない椋鳩十  牧野富太郎  田中正造  二宮尊徳  ガンジー

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2024年8月25日 (日)

ボランタリー経済の誕生と松岡正剛

私にとって、彼の著作、情報文化研究フォーラム 編『情報と文化 多様性・同時性・選択性』NTT出版、 1986年が知の人・松岡正剛さんとの初めての出会いであり、その後、ワーマン, リチャード・S『情報選択の時代』日本実業出版社、1990年(翻訳本)で彼の知を再確認し、そして1994年に私がヒューマンルネッサンス研究所(HRI)の主任研究員として転籍してから、転籍先のHRI(オムロンの研究所)での研修会でご本人にお会いし、日本の花鳥風月について議論したのも懐かしい思い出である。煙草と講義の際のペットボトルが似合う方(当時ペットボトルの水は一般化しておらず、それを要求するのは稀)でした。

また、その年に通産省の「ボランタリー経済の誕生、自発する経済とコミュニティ」という珍しい委員会で、座長の下河辺淳さん、金子郁容さん、委員会の事務局(会社)として松岡さんらとお会いしてから、早30年が経過している。当時下河辺さん、そして金子さんにもお世話になった。

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今回の松岡正剛さんの訃報に接し、私の情報学、情報財、そしてボランタリー経済、コミュニティ論、コミュニティ・ビジネス等の研究過程(その成果が、写真に映る私の書籍(41冊)であり、東京都稲城市立中央図書館で所蔵されている)において、大変勉強にそして励みになったことを記して、ご冥福をお祈りする。

合掌 細内信孝

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2024年8月16日 (金)

我が国の伝統芸能・歌舞伎は常に変化するもの

時代の先端にある伝統芸能は、権力者の保護よりもむしろ民衆の贔屓を受けて自由に変化・上昇するもの

現代歌舞伎にタップダンスやムーンウォークを入れてもよいではないか

そして台詞を全面的に現代口語に変えてもよいでないか

また公演時間を今の時間に合わせて映画並みに2時間にしてもよいでないか

時には客席を何回転させるかという発想も必要だろう

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そして歌舞伎は、民衆の支持・批判を受けてさらに発展するもの

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歌舞伎には、そうした力強い推進エンジンが秘められている。

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2024年8月 4日 (日)

ベンチャービジネスの生みの親

昨8月3日、全国紙の訃報欄にベンチャービジネスの第一人者・清成先生(中小企業論)の記事が掲載されていた。

一般的には、法政大学の元総長といった方が通りが良いだろう。

私が清成先生とはじめて名刺交換をさせていただいたのは、当時金融機関の研究所に勤務しているときであり、ある委員会の事務局をその研究所が担当していたからだ。

何度かオブザーブで委員会を傍聴させていただいたが、清成先生の温厚な人柄が今でも印象に残っている。

その後、私が法政大学大学院政策創造研究科にコミュニティ・ビジネス論の兼任講師として招かれたが、清成先生とは全く違うルートからのお誘いだったが、ベンチャービジネスとコミュニティ・ビジネスの研究縁から喜んで講師(6年間在職)をお引き受けした。

ご冥福をお祈りする。

合掌

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2024年7月19日 (金)

私の心象風景に残る、はちみつ屋さん

私の実家の写真が、次の細内養蜂場の写真である。

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養蜂業は、父が土日を使って副業ではじめたため、販売は母が中心となって事業を行っていた。

はちみつ絞りには、中学・高校時代に日曜日を中心に手伝いをしたが、時にはみつ蜂にさされ、目の瞼の上をはらして学校へ通ったものである。

父の自家製はちみつ事業の成立には、10年くらいの経験を有した。素人が養蜂をはじめて、はちみつを採取できるレベルとは、そのくらいの時間が必要となるものである。

だからこそ副業なのである。

しかし、今は、そこにその看板はない。

弟が実家を継ぎ、私も67歳になってしまったからである。

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2024年7月18日 (木)

現在細内所長の旅日記は、1535回を迎えました

この旅日記ブログは、2007年からスタートし、2024年7月現在、17年目を迎えています。

現在は、コミュニティ・ビジネスの探求や人生の旅風景を思い出し、気のおもむくままに当欄にアップしています。

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さいとう工房への視察に法政大学院生を引率(当時法政大学院兼任講師)

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法政大学院での授業(コミュニティ・ビジネス論を担当)に斎藤省氏を招き、実演していただく

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インドへは、人間ガンジーの探究、インドの文化風土の研究にも向かった

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2024年7月12日 (金)

復刻版絵本から現代社会を読む、「コミュニティ・ビジネスはまちにやさしい仕事」だった

写真は、復刻版の絵本と細内信孝・木村政希「コミュニティ・ビジネスはまちにやさしい仕事」『地域情報』北海道東北開発公庫 No.241 1999年5月 p.9-10 である。

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1999年3月絵本を発行

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絵本作成のためのパリアート調査(1998年)

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25年前(1999年)に上梓したこの絵本は、まさに現代の地域版SDGsを先取りした持続可能な地域社会のコンセプトを解説した絵本だった

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2024年7月 5日 (金)

古代の文字文化をもたない人々の暮らしを想う

東京都埋蔵文化財センターで4000年~5000年前の先人の暮らしの道具を見てきました。土器を作ったのは、縄文人(文字文化を持たない古モンゴロイドか?)ですが、その後の日本列島に住む弥生人、和人、蝦夷、アイヌとも違う人々でしょうか。それとも、それらの人々のご先祖さまでしょうか。

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それら出土品は、弥生人(稲作と銅器、鉄器、文字文化を持ち込んだ人たち、現日本人の大多数を占める人々のご先祖さまか?)から見たら、蝦夷の人々の生活道具かもしれません。写真は、東京都多摩地区から発掘されたものです。岡本太郎のアートの原点は、この縄文文化にあると思っています。

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2024年6月21日 (金)

東京都稲城市立中央図書館の市民著作コーナーに所蔵されている拙著も41冊になりました

私はとうとう67歳になりました

東京都稲城市立中央図書館の市民著作コーナーに所蔵されている拙著もとうとう41冊になりました

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子どものころから本好きだった少年が、今や拙著数は41冊となり、好きな本を自分で自由に書き編集し、創造できるようになりました

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上の写真にあるような縦長の絵本やテーマパークなどのレジャーランド&レクパーク総覧の辞典など、ある特定分野に特化した専門書籍の作成にも参画しました

今や電子書籍もアマゾンから4冊ほど出しています。

そして、国立国会図書館サーチの”細内信孝”の検索数は、126になっています。

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2024年6月 8日 (土)

さあ―大変だ。新聞の発行部数が減っている

新聞の発行部数が減っているという。

そして、いま図書館の新聞閲覧コーナーが大繁盛しているという。

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定年を迎えた御仁が自宅で新聞をとるのをやめ、近くの図書館で無料の新聞を時間をかけて閲覧しているからである。日本の高齢化率29%で約三割が65歳以上の高齢者だから。

地域社会の変化はこうした身近なところからやってくる。

2024年5月21日 (火)

14年後の親指腱鞘炎とICT罹患

2010年ソウルの社会的経済の国際会議に招待され、基調講演をしたときに、世界に誇る韓国ICTを目の当たりにした。

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携帯電話のテザリングを利用し、私の講演内容を韓国語、英語と同時翻訳し、会場掲示板に映写していた。このシステムはまさにテザリングの効用そのものである。


CB総研 コミュニティ・ビジネスと社会起業家 (hosouchi.com)

私は帰国すると、すぐにアイホン4を購入したが、わが国では当時テザリングは規制対象で使えなかった。電車車両でアイホン4を使っていた人がまだ2~3人しかいない時代でガラケー携帯が主流だった。


あれから14年が経過し、私はとうとう親指の腱鞘炎になってしまった。時代を象徴する病に罹患したのである。誠に皮肉なものである。

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