二代目へっぽこ先生の登場
二足のわらじを履く、二代目のへっぽこ先生がコミュニティビジネス総合研究所所長の細内所長である。
初代のへっぽこ先生は、旧制宇都宮中学の英語教師。かって細内所長の実家と同じ町内会に住んでいた先輩*だ。教師になる前に米国へ旅行し、現地で工員などいろいろな職業を経験したそうだ。最初、教員資格を持っていなかったので、へっぽこ先生と自ら呼んでいたらしい。へっぽこ先生の名は『川上澄生』、文明開化や南蛮風の木版画を得意とし、私家版の本、ガラス絵なども多数残した。当時へっぽこ先生は中学教員と版画家という二足のわらじを履いていた。いまでこそ、へっぽこ先生の版画は全国的にも有名だが、当時周りの人の目には彼の趣味の世界としか映らなかったようだ。版画一本で食べていくのが困難な時代であった。あの棟方志功(澄生の版画を見て「ハット」して木版画家に転進)でさえ、マッチ箱のラベル絵をつくることで生活費を捻出していたそうだ。
筆者蔵「ゑげれすいろは人物」版画荘、1935年より
細内所長も今ではまちづくりやコミュニティ・ビジネスのお話しをするまちづくり伝道師(ここ10年間で講演、ワークショップはすでに1,000回を越えた)として全国各地を行脚している。かつ週3日出講の7コマを担当する女子短期大学の客員教授(現在、本人は、新たに四年生大学、もしくは大学院の客員教授先を募集中)であり、女性起業論、コミュニティ・ビジネスⅠ、コミュニティ・ビジネスⅡ、NPO経営論、店舗経営(ショップ・マネジメント)、店舗企画(ショップ・プランニング、細内ゼミ)などの実務を教えている。また非営利団体の代表として行政の委員会に出るなど、毎日東奔西走している。
埼玉女子短大細内ゼミの学生
今回の一連の旅日記ブログは、二代目へっぽこ先生のそうした全国各地における講演活動や現地での視察を通して見聞きしてきた旅の研究日誌である。
ある自治体におけるCBセミナーのワンシーン
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(拙著「みんなが主役のコミュニティ・ビジネス」ぎょうせい 2006年に加筆して作成)
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