宮澤元総理の死を悼む
昨日宮澤元総理が亡くなられ、小生2回ほど2006年初夏に1対1でお話しする機会に恵まれたことから、たいへん残念に感じています。ご冥福をお祈りいたします。
以下、昨年2006年の当方・代々木事務所日記からの転載です。
本日(2006年)5月3日は、代々木事務所から自転車で表参道に行ってきました。ゴールデンウィークの中日でたくさんの人でした。東京は快晴で気持ちのよい昼下がりの午後です。表参道ヒルズ本館にBISTY,sというお店があり、ワインを(プリペードカードを購入して)量り売りで飲める粋なお店を体験してきました。プリペードカード1枚、工夫次第で10種類近くのワインを一度に飲めそうです。これは環境にも優しいたいへん良いアイディアです。
当日の14:10ころでしょうか、原宿駅の五輪橋手前の木陰で散歩、休憩中の宮澤喜一元総理に偶然お目にかかりました。表参道はたくさんの人、人、人ですが、そこから奥まった神宮前6丁目あたりにはだれもおりませんでした。たいへん静かな通りでした。しかも元総理はお一人でした。小生が「宮澤さんですか」と、お声をかけましたが「はい、そうです」とすぐに答えてくれました。ハンチング帽を被り、杖をつきながら花壇に腰掛け、「今日はあまり調子がよくないのです」とおっしゃっていました。「お歳はおいくつになられましたか」とたずねると、大きな声で「86歳です」と返事され、小生が「おだいじになさってください」と一礼して元総理の前をあとにしました。最近の宮澤さんはだいぶ痩せられて、この1月天国へ旅立った母の姿を思い出しました。早く体調を戻されてお元気になられることを祈念します。
都心ではこういう体験ができることを改めて実感しました。わが国に総理経験者が多数いらしゃることは、社会にとっても良いことです。人生経験豊かな先人の経験や知恵をもっと、我われは活かそうではありませんか。実は、高齢社会は、そうした先人の経験や知恵を活かすことに恵まれた知識価値社会でもあるのです。
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