新街道を行く(9)僕は知的フーテンの寅次郎だ
先週の細内所長は、福岡県うきは市の浮羽商工会、吉井商工会から招かれ、講演に行ってきました。一度台風で流れましたので、今度こそという思いがありました。
講演前に、市内にある珍敷塚(めずらしずか)古墳の装飾壁画を見せていただきました。赤いベンガラで描かれた帆船と鳥の絵は、先日テレビで見たエジプトの壁画とそっくりでした。これでアジアがつながっていることを実感しました。エジプトから中国、朝鮮半島を経由して北部九州まで伝播しているのでしょうか。この地はさらに月岡古墳という有名な古墳があり、騎馬武者の兜や武具が多数出てきました。出土品がまちの資料館にありましたが、これらも朝鮮半島にて同じものが出土しているそうです。弥生、古墳時代のご当地にはたいへんな実力者がいたのでしょうか。耳納山地の筑後川沿いには、かって大小1千基を越える古墳があったそうですが、盗掘やその後の開墾で原型を留めている古墳は少ないそうです。うきは市は邪馬台国の探究者には羨望の地でもありました。
ご当地は、いま田園地帯で、葡萄、梨、柿、イチゴなどフルーツの美味しい土地柄です。高速道路を使えば博多から50分ほどの立地です。家族連れの行楽客には手ごろな遊び場でしょうか。近くには、観光農園、道の駅、農家民宿、そして白壁の町並み、屋形古墳群、彼岸花溢れる棚田、さらにはラジウム温泉もあり、久しぶりに盛りだくさんのことを体験し、面白い旅でした。うきは市のみなさん、お世話になりました。
この暑い夏の1ヶ月間は、愛媛(松山、大洲、八幡浜、佐田岬、伊方)、広島(廿日市、広島、世羅、福山、鞆の浦)、岡山(笠岡)、埼玉(秩父、日高)、福岡(博多、うきは)、大分(日田)を講演、ワークショップなどでかけめぐり、30日のうち宿泊が20日に達し、のべ28日間稼動の新記録達成でした。所長に対し、どなたかが言っていましたが、最近まさに「知的フーテンの寅さん」になってきました。
山田洋次監督、これをモチーフにもう一度「知的フーテンの寅さん、新街道を行く」の映画をつくりませんか!
閑話休題
福岡空港で飛行機待ちをしているとき、元キャンディーズの田中好子さんがお隣におりました。マネジャー2人が脇を固めていましたのでお話しできませんでした。小生と同じ年ですが相変わらず綺麗な方でした。キャンディーズは所長の高校時代のアイドルでした。
広島駅では新幹線を降りるとき、赤井英和さんとすれ違いました。もう少しでぶつかりそうになりました。背格好は所長と同じですが、元ボクサーの赤井英和さんは強そうでした。
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