新街道を行く(6)観光農園銀座を行く
今回視察した広島県世羅町の観光農園は町内に5箇所もあり、観光農園のパワーセンター化しています。花いっぱい、感性のまちづくりでしょうか。パチンコ屋も1軒より5軒集中してある方が、集客力がつくのと同じ理論です。
ある観光農園の入場料は一人700円でしたが、年間10万人の集客があるそうです。お土産品や飲食の販売を含めると売上高はなんと1億円前後になるそうです。見せるための花卉栽培であり、感性訴求で各農園とも花の種類の棲み分けをして、集客の工夫をしています。最近こうした観光農園やフラワーパークが花盛りですが、経営方法などさまざまな工夫をしているのも事実です。花卉そのものは販売せず、時季に即した花卉を季節ごとに回転させ、さらに見せるための工夫、感性訴求の方法などが、その一部です。
しかし、こうした観光農園もほとんどが山間地にあり、車がないと訪れることは困難です。しかも高速道路のインターが近くに接続されているかどうかが、事業成否の分かれ目です。
閑話休題
埼玉県日高市の「高麗の里、巾着田の彼岸花」はいまが盛りでしょうか。この時季100万本の赤い花は圧巻です。この時季だけで40万人近くの日帰り客が訪れ、平日でも1日100台近い観光バスが関東各県から来るそうです。入場料200円もかかり、すっかり観光地化してしまいました。
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