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細内所長の週末は、秋田市でのワークショップを終え、”かもしか5号”で青森県の浅虫温泉へ、青森の友人上野氏に誘われ津軽路を旅してきました。なんといっても浅虫温泉のドクター石木との再会はたいへん嬉しかったです。4年ぶりでしょうか。3年前に地域活性化センターへ寄稿した一文で社会起業家・石木基夫氏の活動をご紹介しましょう。
細内寄稿 | 月刊地域づくり第182号 地域活性化センターより |
安心・安全の健康地域を目指す「活き粋あさむし」
二十一世紀を開く時代のキーワードの一つは、石木さんのような社会起業家がコミュニティ・ビジネスなどでつくり出すヘルシーコミュニティづくり(新しい地域起こし)と言えるだろう。 それだけ、わが国の地域社会は、超少子・高齢社会に向かって、経済行為だけでは解決できない、渾沌とした社会問題を発生し続けていくだろう。 | |
平成16年8月 特集 コミュニティ・ビジネスより |
石木さんは、3年前の上述の事業をさらに発展し、最近では健康づくりに観光を加味した「新しい温泉ツーリズムの宿、ヘルシーインあさむし」をオープンさせていました。浅虫地区(温泉コミュニィ)の中に、クリニック、グループホーム、浅めし食堂、そして”ヘルシーインあさむし”とネーミングされたヘルシーツアーもある温泉宿、まさに”ヘルシーコミュニティづくり”を等身大、身の丈サイズで実践されていました。こうした石木さんのコミュニティ・ビジネス・ネットワークですが、地域の遊休資源を活用し、地域に新しい雇用の場を作りました。次の展開がたいへん楽しみです。これに団塊世代向けの”ヘルシースクール(細内所長の勝手な夢ですが)”を追加すれば、心身ともにリフレッシュし、健康な暮らしをとり戻せることでしょう。
そして石木さんとの夢語らいは深夜まで続きました。奥さんも交え、石木さんの夢は大きく膨らんで行きました。その談議後、温泉宿の露天風呂から見渡す夜の津軽海峡は、霙まじりでとても幻想的でした。
今年の夏、愛媛県八幡浜市でコミュニティ・ビジネスのワークショップを実施したとき、参加者から「マアナのみかん」のお話がよくでてきました。当時は聞き流していたのですが、最近「マアナ」の意味がやっと分かりました。
代々木事務所から3分ほどのところに高島屋新宿店があります。そこの地下食品売り場にフルーツ売り場がありますが、全国の有名ブランド品がところせましと置かれています。そこで目にしたのが「マアナの日の丸みかん」でした。あのマアナは「真穴」だったのです。みかん1個60円~100円ほどでしたが、まろやかな甘さで上品なみかんでした。今夏八幡浜市の街の様子を当ブログに書きましたが、いま当時の残像を確認してみますと、まちに入っていくとき、一番新しく、しかも大きな建築物は「日の丸みかん」と書かれた、たしか農協関係の施設でした。まちの経済を牽引しているのが「真穴(マアナ)の日の丸みかん」だったのを改めて再確認しました。ちなみに富士柿も八幡浜付近の名産品だそうですね。1つ購入し食しましたがフルティーな食感でした。愛媛はほんとフルーツ王国ですね。
小生が住む東京郊外の大型スーパーでは、”愛媛みかん”や”和歌山みかん”、”熊本みかん”は置いてありますが、マアナの「日の丸みかん」は置いてなく(他のブランド品も少なく)、流通過程で美味しいものは選別されていたのですね。