新街道を行く(18) ヘルシー津軽路を行く
細内所長の週末は、秋田市でのワークショップを終え、”かもしか5号”で青森県の浅虫温泉へ、青森の友人上野氏に誘われ津軽路を旅してきました。なんといっても浅虫温泉のドクター石木との再会はたいへん嬉しかったです。4年ぶりでしょうか。3年前に地域活性化センターへ寄稿した一文で社会起業家・石木基夫氏の活動をご紹介しましょう。
細内寄稿 | 月刊地域づくり第182号 地域活性化センターより |
安心・安全の健康地域を目指す「活き粋あさむし」
二十一世紀を開く時代のキーワードの一つは、石木さんのような社会起業家がコミュニティ・ビジネスなどでつくり出すヘルシーコミュニティづくり(新しい地域起こし)と言えるだろう。 それだけ、わが国の地域社会は、超少子・高齢社会に向かって、経済行為だけでは解決できない、渾沌とした社会問題を発生し続けていくだろう。 | |
平成16年8月 特集 コミュニティ・ビジネスより |
石木さんは、3年前の上述の事業をさらに発展し、最近では健康づくりに観光を加味した「新しい温泉ツーリズムの宿、ヘルシーインあさむし」をオープンさせていました。浅虫地区(温泉コミュニィ)の中に、クリニック、グループホーム、浅めし食堂、そして”ヘルシーインあさむし”とネーミングされたヘルシーツアーもある温泉宿、まさに”ヘルシーコミュニティづくり”を等身大、身の丈サイズで実践されていました。こうした石木さんのコミュニティ・ビジネス・ネットワークですが、地域の遊休資源を活用し、地域に新しい雇用の場を作りました。次の展開がたいへん楽しみです。これに団塊世代向けの”ヘルシースクール(細内所長の勝手な夢ですが)”を追加すれば、心身ともにリフレッシュし、健康な暮らしをとり戻せることでしょう。
そして石木さんとの夢語らいは深夜まで続きました。奥さんも交え、石木さんの夢は大きく膨らんで行きました。その談議後、温泉宿の露天風呂から見渡す夜の津軽海峡は、霙まじりでとても幻想的でした。
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