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2007年12月11日 (火)

新街道を行く(18) ヘルシー津軽路を行く

 細内所長の週末は、秋田市でのワークショップを終え、”かもしか5号”で青森県の浅虫温泉へ、青森の友人上野氏に誘われ津軽路を旅してきました。なんといっても浅虫温泉のドクター石木との再会はたいへん嬉しかったです。4年ぶりでしょうか。3年前に地域活性化センターへ寄稿した一文で社会起業家・石木基夫氏の活動をご紹介しましょう。

細内寄稿 月刊地域づくり第182号 地域活性化センターより

安心・安全の健康地域を目指す「活き粋あさむし」


 コミュニティ・ビジネスのユニークな事例を紹介しよう。それは青森市にあるNPO法人「活き粋あさむし」が経営する「浅めし食堂」である。その食堂は地元雇用の女性たちが運営する、家庭の味を提供する日替わり定食屋さんである。代表の石木さんは、この町の町医者、数年前に東京からUターンし、医院とNPOの多足のわらじをはく。食堂の食材は地元で収穫した低農薬の米や野菜と海産物などで、化学調味量を使わず天然のだしを使用している。メニューは「毎日なつかしい、ほっとする料理(ジャガイモ水団など)」を安価で提供。医師と栄養士の監修で塩分、カロリー、たんぱく質、脂質などの栄養バランスはばっちり。個人の健康づくりと地元女性の働く場の確保でヘルシーコミュニティ(安心・安全の健康地域)づくりを目指している。

 二十一世紀を開く時代のキーワードの一つは、石木さんのような社会起業家がコミュニティ・ビジネスなどでつくり出すヘルシーコミュニティづくり(新しい地域起こし)と言えるだろう。

 それだけ、わが国の地域社会は、超少子・高齢社会に向かって、経済行為だけでは解決できない、渾沌とした社会問題を発生し続けていくだろう。

平成16年8月 特集 コミュニティ・ビジネスより

 石木さんは、3年前の上述の事業をさらに発展し、最近では健康づくりに観光を加味した「新しい温泉ツーリズムの宿、ヘルシーインあさむし」をオープンさせていました。浅虫地区(温泉コミュニィ)の中に、クリニック、グループホーム、浅めし食堂、そして”ヘルシーインあさむし”とネーミングされたヘルシーツアーもある温泉宿、まさに”ヘルシーコミュニティづくり”を等身大、身の丈サイズで実践されていました。こうした石木さんのコミュニティ・ビジネス・ネットワークですが、地域の遊休資源を活用し、地域に新しい雇用の場を作りました。次の展開がたいへん楽しみです。これに団塊世代向けの”ヘルシースクール(細内所長の勝手な夢ですが)”を追加すれば、心身ともにリフレッシュし、健康な暮らしをとり戻せることでしょう。

 そして石木さんとの夢語らいは深夜まで続きました。奥さんも交え、石木さんの夢は大きく膨らんで行きました。その談議後、温泉宿の露天風呂から見渡す夜の津軽海峡は、霙まじりでとても幻想的でした。

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