新街道を行く(27)川越スカラ座に集う
3月17日月曜日夕刻のホソウチ所長は、川越スカラ座でのシンポジウムに参加してきました。基調講演1本とパネラーとしての参加です。テーマは「団塊世代の地域デビュー」で、団塊世代の方々がこの3年間で680万人も退職されるという中、いかにして地域コミュニティにもどってきてもらえるか、というテーマで議論されました。会場には川越市民約70名の参加者が集まり、会場の方も交えた熱い議論が交わされました。
早速地元埼玉新聞にも紹介されていました。
http://www.saitama-np.co.jp
川越スカラ座までの夕刻の道程は、時の鐘がぽっかりとロウソクのように浮かんで、まるで幻灯機を見ているようでした。しかし少し気になることがありました。駅からスカラ座までの街中に、ずいぶんと集合住宅、マンションが増えたなあ、と感じたことでした。
蔵を主体とした小江戸の街並み、文明開化の明治、大正浪漫の街並みに、ぽっんぽっんと平成のコンクリートの大きなブロック(建物)が置かれているようでした。ライフスタイルがやはり欧米化されている現実の姿でしょうか。少し残念です。でもそんな中で和の”きもの”に注目し、川越のまちの風情にあった着物の愛好家がこのまちには大勢います。川越むかし工房の藤井 美登利さんもその一人です。
http://koedomonogatari.com
そうした先人の生活の知恵(着物を着こなすこと)を活かしたライフスタイルも、このまちには大切ですね。それがソフトウェア、新しい川越の文化です。
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