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2008年5月15日 (木)

幻の手塚治虫ワールド

 前回の福祉介護のロボットから、わが愛する手塚治虫の名前が浮かんだが、細内所長は10数年前、手塚関係のある幹部さんから”手塚治虫ワールド”事業構想のご相談を受けたことがある。国産テーマパークは、結果として幻に終わったが、実現していれば川崎沖に誕生し、羽田空港からのアクセスが確保されたことであろう。

 純国産のテーマパークは夢として消えたが、当時は、たしか5案に及ぶ事業構想書を拝見した記憶がある。細内所長は当時住信のシンクタンクで地域開発の研究調査(追記:http://cbhakase.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-7cb0d3.html)を担当していた。

そんな関係でコメントを求められたわけである。わが国を代表するシンクタンクのもの、大手広告代理店のもの、手塚関係のものと、事業構想書は多彩を極めていた。しかし一番事業構想に夢があったのが、手塚治虫の思想を受け継ぐ、手塚プロダクションの作成したものだった。今でも印象に残る”手塚治虫ワールド”のメイン・エントランスは、手塚先生のトレードマークであったベレー帽を模してあった。夢のある事業構想書であったが、実現しなかったのが、いまでも大変残念なことである。

 そして手塚プロの幹部さんから、クリスマスイブの日に”鉄腕アトムのケーキ”を、その御礼として東京神谷町の職場(当時、その半年前に住信基礎研究所からヒューマンルネッサンス研究所へ転籍していた)まで直に届けていただいたのが今でも強く印象に残っている。

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当時頂いた年賀状と手塚治虫ワールドの基本構想書

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その後、所用で東京高田馬場にある本社を訪問した時のもの

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リボンの騎士は私の好きなキャラクターの一つ

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ブラックジャックは、医師の資格を持つ手塚先生にしか描けないシリアスなドクター・キャラクターである

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