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2008年5月 4日 (日)

わが国の首長の顔はどこも苦渋色

 最近、福田首相も、大阪府の橋本知事のテレビ顔も、とみに渋くなっている。細内所長が先日全国市長会で講演したときも、地方の首長さんの顔がとても渋かった。どこも税収増は望めないし、公債比率は危険ラインに近づき、負債で首が回らないというのが現実だろうか。

 大阪府が5兆円の負債、北関東の県民所得上位県でさえも、なんと1兆円の負債があり、国も800兆円の負債があり、どこもかしこも首が回らない。こうした借金体質がわが国に蔓延している。

 東京にすべてのことが1極集中しているのが問題で、わが国の富の法則では、地域間格差は拡大の方向にあり、遠心分離機のように、その加速度はハイスピード基調にある。これが地方に行くと、まったく同じ現象が起きており、”県庁所在地と中山間地、過疎地”の対立軸が”東京と地方”の構造内に組み込まれ、3重構造となっている。わが国のこの手の問題はたいへん深刻である。

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