コミュニティ・ビジネスの真髄
ここ20年間、全国各地、そして英国、米国、ドイツなどのまちづくり団体、市民団体をまわってみて、現場のリーダーが語る言葉に『私たちのまちづくりは、行政の支援がまったくないことに失望してからスタートした』という返答が多い。
行政の補助金やサポートを期待して始めるコミュニティ・ビジネスの成功例はほとんどない。行政の補助金は呼び水にはなるが、わが国の農林業の弱体ぶりをみても分かるとおり、過剰な支援は好ましくない。そもそもこうした分野は民間に委ねるべきである。
コミュニティ・ビジネスの始めは小さな志でよい、その志を高く掲げ、歯をくいしばって行政の支援も受けずにひたすらCB事業を3~5年と続けていると、必ず周りの人々が気がついてサポートをしてくれる。それがコミュニティ・ビジネスの真髄なのだ。
そこに顔の見える関係のコミュニティがあればこそ、起業家もコミュニティ(地域)も、その我慢が利いて力をつけるのである。その結果 ”自分起こし”と”地域力の向上”が起きるのだ。
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