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2009年3月15日 (日)

マイナス情報をプラス情報に換えられるか、企業力が問われる新幹線

 所長は鉄ちゃん(熱心な鉄道ファン)、しかも新幹線が大好きである

3/15の日曜日、神戸市での講演を終え、自宅に無事到着、こうしてブログを書く

3月のダイア改正でN700系の新幹線がたいへん乗りやすくなった

行きはN700系のぞみのグリーン車で快適

帰りは新神戸発17:02のN700系新幹線のぞみ(東京行き)

帰り時間が未定だったため自由席の1号車に乗車

運よく1号車の1番E席に着座することができた(東京に向かって1番後ろの車両、さらに1番うしろの窓際の席)

そこで新大阪から乗車した他の乗客がキャスター付きのスーツケースを所長の後ろのスペースに置いて前の座席に着席した

そのスーツケースに何と!珍現象!が起きたのだ!

新大阪~名古屋間で1番E席の後ろから同じ1番A席の後ろまでスーツケースが2往復したのである

N700系は振り子の電車である

振り子作用によってキャスター付きのスーツケースは車両の左端E席から右端A席まで往復運動(2回も)をしたのである

もしそのスーツケースが人体に接触したらただではすまない(怪我のもとである)

複数の乗客の目撃があり、所長も堪りかねて車掌さんにその現象を伝え、改善した方がよいとお話したが、このようなマイナス情報が上層部に上手く伝達されるであろうか

こうしたマイナス情報をプラス情報に換えられるか、企業力が問われる場面だ

この問題が改善されるかどうか、乗客の安全を第一に考える企業にとって企業力が問われるといっても過言ではないだろう

作動実験をしてみると良い

キャスター付きのスーツケースは重いが摩擦係数は小さい

よってカーブでは水平に大きくGがかかり新幹線の車幅左右に大きく振れるのである

しかも1番うしろの車両はさらにテコの原理が働く

3月のダイア改正でN700系の新幹線は大幅に増えた

喫緊に対策が講じられる事を願うばかりだ

(天の声:所長も時にはいいことを言う)

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