地域にはそれぞれ歴史・文化がある、だからこそ面白いのだ
昨日秋田の鳥海山麓の町、秋田県由利本荘市矢島町の講演先から帰京した
矢島町から眺める鳥海山は、映画”おくりびと(滝田監督)”に出てくる庄内地方から見てちょうど裏側にあたるが、その山容は気品のある美しさであった
最近、ロードショーされた”釣りキチ三平(おくりびとと同じ滝田監督)”のクライマックにでてくる夜泣谷の巨大魚との”格闘の場”の”ロケ地”も(由利本荘市の”法体の滝”)実はご当地なのだ
現在、法体の滝へは、残念ながら雪で道路が閉鎖されていて行くことができなかった
さて、矢島の講演会場でまず目にしたのは、長野県佐久地方の軽井沢から眺めた”浅間山”の額装された大きな油絵であった
どうして長野(信濃の国)の浅間山の大作があるのか?
これには由来があったのだ、何と源頼朝の時代、地頭職として信濃国の佐久から大井一族がご当地に派遣されて土着したとのこと
今から約800年前のこと、しかも約40代前(1代20年とする)の先人のことだ
そして佐久地方の地名と同じものが、いまもご当地に多数あるそうだ
歴史好きの所長は、全国各地の講演先で、その土地土地の歴史・文化資源を確認するが、ご当地も由緒ある土地柄なのだ
今も佐久地方との交流があると聞いて、この浅間山の大作にあらためて”ガッテン”をした次第である
神奈川県逗子市の講演でも、受講生の中に鎌倉幕府の御家人一族の方が参加されていたが、地域にはこうしたそれぞれの歴史・文化があり、だからこそ地域は面白いのである
コミュニティ・ビジネス起業には、こうした地域の歴史・文化資源に着目することからも始まる
初対面の人にまず相手の苗字の由来を聞いてみると、そこには面白い歴史・文化を見て取ることが出来るのだ
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