恩師の戒め、鄭板橋に我が師を想う
中国清代の著名な芸術家、”鄭板橋”をご存知だろうか。
彼は、官試験に合格し、県知事を務めた。そして書家であり、画家であり、篆刻家でもある。
先日大学時代の恩師宅にお邪魔し、拝領してきた”鄭板橋の拓本”が表具屋で裏打ちされ、当方のコミュニティビジネス総合研究所のオフィスに掲げられた。
そこには漢詩の横書きで、”喫●是福”(●は、かけているの常用外の漢字;月が欠けると同じ意味のものらしい)と表記されている。
この拓本に書かれた意味を探しに、好奇心旺盛なホソウチ所長の図書館めぐり、古書店めぐりが始まった。
その結果、おおよその意味は、”満ち足りてしまったということは、それ以上のものがないから欠けてくる。それは損の機である。しかし自分が損すれば相手が儲かる。考えようによってはそんなことで悩むことはない。そう考えて過ごせば心安らかでいられる。心安らかでいられることこそ、そこに幸せがくるものだ。”
CB総研として独立して10年、恩師の戒めは、20歳代の研究者を志すとき、そして今回と得がたいものを頂いたようだ。
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