« 恩師の戒め、鄭板橋に我が師を想う | トップページ | 最近の乗り物はなぜかエンジン音が”カラカラカラ”と軽いのだ »

2009年5月 3日 (日)

旅立ちの季節、蜜蜂の分封に思う

 ホソウチ所長の旅日記も今回でちょうど100回目になる。

 この季節になるといつも思い出すのは、”蜜蜂の分封”である。

女王蜂が新しく生まれ巣箱の中で女王蜂が2匹になると、片方の女王蜂が働き蜂の一部を引き連れて巣箱から旅立っていく。これを分封といい、新たな巣分かれである。

このことは”人の世”にもあり、人にも新たな旅立ちがあり、ビジネスの世界では分離独立、暖簾わけのようなものだ。そこに新たな生命体(コミュニティ)が誕生したといってもよいだろう。

かって、わが家は兼業の養蜂家であった。所長も小学生のときから高校生のときまで、採蜜作業として日曜日になると父の手伝いをしたものだ。採蜜作業は、レンゲ蜜が取れるちょうど今頃がスタート時期である。このころから前述の”分封”が始まるのだ。

しかし蜜蜂の分封は、新たな生命体を生み出し、飛躍する大きなチャンスでもある。蜜蜂にとって分封は、子孫繁栄を約束する”生命創造のメカニズム”である。

こうしたメカニズムを内包する自然は、何と偉大なのだろうか

人が集合して作られる地域社会、コミュニティも、本来こうしたメカニズムを内包しているものだが、蜜蜂も人も、いまこうしたメカニズムが少しずつ狂い始めているという。

 

« 恩師の戒め、鄭板橋に我が師を想う | トップページ | 最近の乗り物はなぜかエンジン音が”カラカラカラ”と軽いのだ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 旅立ちの季節、蜜蜂の分封に思う:

« 恩師の戒め、鄭板橋に我が師を想う | トップページ | 最近の乗り物はなぜかエンジン音が”カラカラカラ”と軽いのだ »