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2009年6月 2日 (火)

北京の健康生活に見る

北京市内の天壇公園から見る北京の空は思ったより青かった

入場料を支払い、天壇公園内に入ると、驚いたことに高齢者たちによる小楽隊あり、カラオケあり、歌唱ショーあり、そして一方、気功をする高齢者、太極拳やバトミントンも、いずれもグループをつくり、リーダーのもとに一糸乱れぬパフォーマンスを繰り返していた

それはそれは賑やかであった

まさに10人~50人ほどの連(れん)から成る”テーマコミュニティ”である

定年退職を迎えた男女の高齢者が混じりあい、楽しそうに週末の余暇をこうして楽しんでいる

傍らのボトルに中国茶を入れて各自持参している

聞くところによると、彼の地の高齢者には年間の公園入場料が格安の60元(900円)程度らしい

比較的生活にゆとりのある年金生活者がこうしてテーマ別に集合し、レクレーションを楽しんでいる

日本と少し違う点は、月2万円程度の年金生活者でも、こうして仲間と楽しく人生を謳歌できることである

お金がなくても”健康的な生活が可能”なのだ

わが国の都市型高齢者も、こうした暮らしや群れる場を再発見しょうじゃありませんか

かって、民芸運動の濱田庄司が唱えていた”健康な暮らしの中で健康な器(うつわ)を作り続けてきました”とは、こうした北京市民のように、お金をかけなくても、健康的な暮らしが十分可能になるのだ、と気がつきました

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