« 2009年7月 | トップページ | 2009年9月 »

2009年8月

2009年8月31日 (月)

コミュニティ・ビジネスは経済生活の友愛だ

コミュニティ・ビジネスは、いわば”経済生活の友愛”である

ホソウチ所長が使う”友愛”という言葉の意味は、2006年2月発行の拙著「みんなが主役のコミュニティ・ビジネス」ぎょうせい刊の32ページにも図表付きで解説しているが、発想そのものは1999年上梓の拙著「コミュニティ・ビジネス」中央大学出版部にまでさかのぼる

鳩山さんの使う”友愛”と若干ニュアンスも違うが、顔の見える関係を大切にするコミュニティ・ビジネスならではの”相互扶助の経済生活”がその本質だ

この相互扶助の経済と極度の緊張を強いるグローバル経済とが、共存しながら、かつ補完関係を築けるかが、所長の長年にわたる研究テーマだ(20年に及ぶ)

コミュニティ・ビジネス関連の拙著も12冊を数え、また全国1,000箇所を超えるコミュニティの現場からの”暗いつぶやき”を踏まえ、その命題究明に最近1つの結論が見えてきた

今後1年掛けて論文集(書籍)として集大成していく予定である

コミュニティ・ビジネスの未来への展望

ホソウチ所長の自選寄稿・講演録:8

過去の寄稿・講演録のうち、特に読んでいただきたいものを自ら選定しました

今回は

「コミュニティ・ビジネスの現状と未来への展望」

勤労よこはま 2005年1月号より

コミュニティ・ビジネス・ネットワークの木村運営委員との共著です

ぜひご笑覧ください

→ http://www.hosouchi.com/file/kiroyokohama2005.pdf

2009年8月30日 (日)

働き方のユニバーサル・デザインとコミュニティ・ビジネス

ホソウチ所長の自選寄稿・講演録:7

過去の寄稿・講演録のうち、特に読んでいただきたいものを自ら選定しました

「働き方のユニバーサル・デザインと社会起業
~ソーシャルインクルージョン(社会的内包)が地域社会を再生する~」

都市計画学会 学会誌 260号(2006年)より

コミュニティ・ビジネス・ネットワークの木村運営委員との共著です

ぜひご笑覧ください

→ http://www.hosouchi.com/file/toshikeikaku2005.pdf

失業率は5.7%を超えた

働き方がいま大きな問題になっている

不安定な非正規労働者が全労働者の1/3を超え、社会的内包政策がいま真剣に問われている

折りしも本日は総選挙の投票日である

有権者の心眼が問われている

働く場づくりは単に生活の糧を得るだけでなく、社会参加の場づくりでもある

地域社会の再生には、こうした社会参加の場がたいへん重要である

2009年8月29日 (土)

自立的な地域コミュニティの創生

ホソウチ所長の自選寄稿・講演録:6

過去の寄稿・講演録のうち、特に読んでいただきたいものを自ら選定しました

「コミュニティ・ビジネス~自立的な地域コミュニティの創生~」

2006年8月23~25日に神奈川県逗子市で開催された「地域再生実践塾」(主催:(財)地域活性化センター )のホソウチ講演録より 

→ http://www.hosouchi.com/file/chiikisaiseijyuku.pdf

コミュニティビジネス総合研究所(CBI)では、 アートを通じた、地域の活性化活動を応援しています。 第一弾としてCBIがこれまでに集めてきた”かるた コレクション”を紹介しています

かるたは旅先の講演・ワークショップでいただいたものが大多数です

ぜひご笑覧ください

→ http://www.hosouchi.com/localkaruta.html

2009年8月28日 (金)

コミュニティ・ビジネス成功への近道

ホソウチ所長の自選寄稿・講演録:5

過去の寄稿・講演録のうち、特に読んでいただきたいものを自ら選定しました

「コミュニティ・ビジネス成功への近道」

平成17 年佐賀県伊万里市において開催された地域再生実践塾(主催:(財)地域活性化センター )のホソウチ講演録をご紹介します 

→ http://www.hosouchi.com/file/imari_kouen.pdf

コミュニティビジネス総合研究所(CBI)では、 アートを通じた、地域の活性化活動を応援しています。 CBIがこれまでに集めてきた コレクションを紹介しています

ぜひご笑覧ください

→ http://www.hosouchi.com/cbiart.html

2009年8月27日 (木)

生活観光とコミュニティ・ビジネス

ホソウチ所長の自選寄稿・講演録:4

過去の寄稿・講演録のうち、特に読んでいただきたいものを自ら選定しました

「観光とコミュニティ・ビジネス」

(社)日本観光協会  季刊誌 2007年4月(春号)発行 

観光振興におけるコミュニティ視点の重要性と「生活観光」という新たなキーワードについて論じています

ご興味のある方はぜひご笑覧ください

→ http://www.hosouchi.com/file/kanko_spring.pdf

昨日は、月一レギュラーの湘南ビーチFM(神奈川県の葉山マリーナにスタジオがある)の「ハッピーコミュニティ・ビジネス」に出演し、帰りに逗子海岸を歩いてきましたが、人も少なく夏の終わりを感じました。本日は逗子の花火大会ですが、最近海岸線が後退し、見学席が縮小しているそうです。ここにも地球環境の問題が出ているのですね。珠屋洋菓子店でランチし、JRの新宿湘南ラインで帰京。

午後は、代々木の事務所で少し仕事をし、夕方から千葉県習志野市の「コミュニティ・ビジネス起業講座」で講義をし、22:00ころ帰宅しました。最近の参加者の特徴は、女性参加者と団塊世代の男性が増えています。これもグローバルな経済不況の影響でしょうか。従来の企業に帰属する働き方から、地域に密着する自分起こしの働き方(コミュニティ・ビジネス)への模索でしょう。

神奈川、東京、千葉と3都県をまたにかける充実した一日でした

2009年8月26日 (水)

地域を元気にするコミュニティ・ビジネス

ホソウチ所長の自選寄稿・講演録:3

過去の寄稿・講演録のうち、特に読んでいただきたいものを自ら選定しました

「地域を元気にするコミュニティ・ビジネス」
広島県主催の呉市で行われたコミュニティ・ビジネス講演から~

この講演録は所長の1,000回にわたる講演の中でもベスト5に入るものです

ご興味のある方はぜひご笑覧くださいませ

→ http://www.hosouchi.com/file/kouenroku_kure.pdf

先日講演会で福岡県の飯塚市に行ってきました

当日は公示日ということで麻生さんの出陣式が行われたそうです

ホソウチ所長の講演会場は飯塚商工会議所でしたが、そこでは炭鉱の町らしく、握りこぶしサイズの石炭を土産品として売っておりました。

以前講演で訪れた同じ福岡県の大牟田市では、石炭を模した海苔の弁当を販売しておりました

石炭は黒いダイヤといわれるだけあって地元ではたいへん貴重なものだったのですね

2009年8月25日 (火)

”地域再生”は”時代のキーワード”

ホソウチ所長の自選寄稿・講演録:2

過去の寄稿・講演録のうち、特に読んでいただきたいものを自ら選定しました

「地域再生の手法~コミュニティ・ビジネスとは~」
 発行:JTB ミーティングビジネス 2007年1-3月号

ご興味のある方はぜひご笑覧くださいませ

→ http://www.hosouchi.com/file/JTB2007.pdf

先日講演会で岡山県の倉敷市に行ってきました

50万人を擁する観光都市・倉敷市でさえ駅前の商店街は閑散としていました

”地域再生”は”時代のキーワード”です

一人一人が”地域とは何か、地域にとって何が大切か”真剣に考えることが求められています

2009年8月24日 (月)

農村コミュニティのコミュニティ・ビジネス戦略

ホソウチ所長の自選寄稿・講演録:1

過去の寄稿・講演録のうち、特に読んでいただきたいものを自ら選定しました

「農村コミュニティのコミュニティ・ビジネス戦略」

~広島県福山市にて行われた農村生活学会における講演から~

ご興味のある方はぜひご笑覧くださいませ

→ http://www.hosouchi.com/file/nosonCB.pdf

週末から昨日まで仕事で千葉県の山武市に行ってきました

山あり、海あり、森あり、谷津田あり、湿地ありで、とても自然が豊かで良いところです

古墳も沢山あり、山幸彦、海幸彦はこうしたところに住んでいたのでしょう

2009年8月21日 (金)

一期一会

人生は”一期一会”の連続だ

特に所長の仕事は地域のまちづくりに関与することが多く

行政担当者の異動の季節には当初の約束がホゴになることも少なくない

次回また来れるからと、人に会うことや近隣の旧跡の視察を先延ばしにすると

担当者が変更になり、あわせて仕事もなくなることがたまにある

彼の地を訪れることがこうして消えてしまうのだ

こうしたことはけして珍しくない

だからこそ所長は”一期一会”を大切にしている

2009年8月20日 (木)

まちづくりにはアラジン作戦を展開せよ

よくまちづくりの仕事で全国各地の地域に出かける

どこもシャッターを下ろしている小売店、商店街が多い

そんな時、ホソウチ所長は”アラジン作戦”を紹介している

「オープン・ザ・シャッター!」と叫んでみよう

点から線へ、線から面へ、面から時空を越えた3次元の世界へ

閉鎖された映画館、閉鎖されたビジネスホテル、シャッターが降りたままの小売店などなど

一小売店の「オープン・ザ・シャッター」から点としての再出発、そして線としての近隣の連結、やがて商店街としての面の連携へ、時空を飛び越えて地域が結びつくのだ

地域は共存共栄だ

自分の店だけよければよい、という時代は終わった

行政も、商店も、住民も、地元企業も、保育所も、小学校も、中学校も、みんな”郷土愛”を持って”まちづくり”に取り組もう!

きっとあなたのまちにも”アラジン”が現れるに違いない

2009年8月11日 (火)

新幹線、SCとまちづくり

 昨日夕刻、岡山県倉敷市の講演から帰京した。1日遅れたら今回の地震の影響を受けていただろうと思うとぞーとする。

 倉敷は半年ぶりだ。岡山駅でのぞみN700系を降り、在来線に乗り換えて18分ほどで倉敷駅に着く。駅北側の閉鎖されたチボリ公園口に出ると、テーマパークの残像が眼に飛び込んできた。まちのシンボルが一つ消えることは、地域コミュニティの衰退に大きく影響を与える。大原美術館を中心とした美観地区に続く、新たなまちのシンボルとなるべきものであったが、チボリ公園は残念ながらこの度閉鎖に追い込まれた。

閉鎖の要因はいろいろあるだろうが、新幹線との関係で少し私見を述べてみたい。

 当該施設は、東京、大阪方面から岡山駅で降車するにはやや立地に問題ありである。さりとて同じ倉敷市西部にある新倉敷駅では行き過ぎてしまい、かつ”のぞみ”も停まらず不便である。ずばり倉敷駅に新幹線駅を誘致すべきであったようだ。しかし新幹線の倉敷駅設置では、お隣の岡山駅と数分で結んでしまうため見送られたそうだが、現在の東京―品川間の6分で結ぶ感覚で考えれば可能ではないだろうか(実際にはそう簡単ではないが)。現状の手前で下車するようなワンクションを置くことは、やはり何事も2次的な対応にならざる負えないだろう。地方駅ではこうした新幹線駅の設置とまちづくりは切実な問題である。ましてや倉敷市のような観光・交流都市はなおさらである。

 今回心なしか夕刻の駅前商店街は人通りも少なく、雨のせいもあり、シャッターを早めに閉めている商店が多く目に付いた。最近郊外に大型のSCが出来たとのことでその影響もあるのだろう。倉敷ばかりか、全国の都市のまちづくりに、こうして新幹線駅、SCの設置は大きく影響している。

 そして地方分権や地域分権とは、自己決定権をいかに多く地域内に留められるか、または中央から取り戻せるかである。この視点が本来の自立都市圏構想にないと、ただの絵に描いたモチになる。また一方、新幹線駅の設置は、負の側面として中央からストローで吸い取られ、地域に何も残さないことも在りうることをけして忘れてはいけない。

« 2009年7月 | トップページ | 2009年9月 »