キラット輝くことができるか、2つの現代美術館
ホソウチ所長はいつものように仕事(講演)のついでに、金沢21世紀美術館と福岡アジア美術館に行ってきた
21世紀美術館では横尾忠則展が企画されていた
横尾はわが国を代表するグラフィックデザイナー、1960年代~70年代の作品にはパワーがあったが、最近は技巧派作品が目立つ
わが身を顧みても老練とはそういうものかと思う
21世紀美術館という名前の割には、館内に次世代の子供がいなかったのは少し残念
一方、福岡アジア美術館はまちなかのビルイン美術館で少し狭いのか、象が会場からはみだしていた(演出か?)のはいかがなものか
アジアという館名の割には観客にアジア人がいなかった(本当は福岡空港内かその隣接地にあった方がよい)
何か人の心をつかむ目玉が欲しい(単にモノが展示してあるような)美術館である
トリエンナーレが開催されていたが資金調達の難しい現代アートならではの手法か
金融危機の昨今ではなおさらだ(しかしアジアの玄関口にある福岡は毎年やるべきだ)
時間軸を館名につけた金沢21世紀美術館
地域軸を標榜する福岡アジア美術館
公設に胡坐をかかず、今後果たして”キラット”輝くことができるであろうか
今後の展開に目が離せない
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