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2009年12月12日 (土)

デジタルで明るい展望を

地域の現場を歩くと地域に元気がない

商店街のある商店主は60歳だが、跡取り息子はすでに会社員になっている。自分の代で店じまいだと思っている。商店ばかりでない。農家も現役のファマーは60歳半ば、あと何年続けられるか、先祖伝来の土地が荒れていくのが心配だと嘆いている。

四国のある漁港ではかつてトロール船が100隻近くあったものが、乱獲と水温の上昇、そして燃料の高騰で操業するトロール船が1桁台になってしまったと老漁夫がつぶやく。

都会の下町にあった町工場が高級マンションに変貌し、かつての町工場の親父は廃業した。いま等価交換で最上階に住んでいるが陸に上がった魚は元気がない。

こうして見てくると、商業も農業も漁業も工業も地域に元気がない。いずれの地域も子供の声が聞こえてこない。少子高齢化が一層拍車をかけている。

ICTは各産業分野に浸透しつつあるが、わが国の地域社会に果たしてチェンジをもたらしてくれるだろうか。デジタルで明るい展望を見いだしたいものだ。

~総務省地域情報化委員のメーリングリスト投稿(拙稿)より~

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