坂本龍馬と牧野富太郎
先週高知出張では、講演の合間をみて坂本龍馬記念館と牧野富太郎記念館を訪ねてきた
坂本龍馬はほとんどの国民が知っているだろうが、牧野富太郎は理科系の人間でもすぐに分かる人は少ないだろう
両者を比較すると、龍馬のような国家に大革命をもたらす人材は100万人に一人でればよいが、牧野のような植物学者、すなわち科学者は多ければ多いほどよいというのが小生の考えだ(科学の進歩が経済発展を促し、人々の暮らしを豊かにするから)
40年前の小学生の頃、学者・牧野富太郎の伝記を読んで科学者をめざしたホソウチ所長ではあるが、結果は地域経済、コミュニティ振興の研究者となった(シンクタンクなどの研究所勤務は24年間)。牧野博士同様、小生も大学では非常勤(万年)講師としてすでに12年が経過した(牧野富太郎博士は東京大学講師を約50年近く務めたが、さまざまな事情でとうとう教授にはなれなかった)
今思うに子供の頃読んだ伝記の刷り込みが、現在の小生の姿に投影しているものなのか、それとも自分はこの程度の実力だったのかと思い、牧野富太郎記念館を後にした次第である
「先人を敬うこと、先人になれることは、子供の頃から始めたほうがよい」が小生の体験談だ
坂本龍馬記念館は個人の寄付金などで完成したと聞いたとき、高知人の懐の深さに感じ入った次第である
ちなみに坂本龍馬像も高知の青年たちの先人を敬う気持ちで寄付金が集められ、桂浜に建ったそうだ
今、坂本龍馬像と坂本龍馬記念館は高知の桂浜にある
一度訪ねられることをお薦めする
« 観光地のまちづくりに有名人アバターを | トップページ | 社会起業家、社会事業家を多数輩出する岡山県 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 細内所長、いざ鎌倉へ(2021.11.16)
- 佐野訪問シリーズ3:安藤勇寿「少年の日」美術館(2020.01.27)
- 幻のQQ総研、10年前の九十九里に生まれるはずだった?謎の研究所(2019.04.22)
- 天文館の鹿児島商工会連合会の情報発信基地(2018.11.04)
- 瀬戸内の牛窓で夏風と緑陰珈琲を喫す(2017.07.24)
コメント