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2010年7月

2010年7月24日 (土)

細内所長の旅日記 200回記念号

細内所長の旅日記は、当ブログでとうとう200回目を達成しました。これも皆様のご支援のたまものです。

学校法人、銀行、メーカーのサラリーマン研究員を約20年、その後独立して10年、信州大学卒業後30年になります。

コミュニティ・ビジネスの講演・起業ワークショップの回数は、すでに1,100回を超えました。最近は海外からも講演の依頼が来るようになりました。

コミュニティ・ビジネス関連の書籍は12冊を世に出しました。海外でも翻訳され、そのうち2冊が海外で上梓されています。テレビ出演は、国営放送を中心に20本を超えましたが、まだまだこれからです。

地域やコミュニティに関する調査研究のフィールドワークは、1,800箇所を超えました。国内はほとんどの都道府県を回りました。海外調査は、英国、米国、ドイツ、フランス、イタリア、スイス、オーストリア、韓国、中国、タイ、マレーシアと、各国の市民活動や経済活動を研究してきました。多くの国々の人々と接してきました。

大学・大学院の非常勤教員は現在12年目です。大学では8つの大学の教壇に立ち、そのうち7年間は客員教授としてゼミも担当したことがあります。また出前講義で伺った大学を含めると20校は超えるでしょうか。

仕事でよく日本各地のホテルに泊まりました。特急電車、新幹線にも、飛行機にも、フェリーにもよく乗りました。旅好きでないと、そして好奇心旺盛でないと、この仕事は務まりません。

最近髪の毛が白くなりました。明日7月25日(日曜日)は朝一の6:20に家を出て、千葉県山武市役所(九十九里平野の中心部にある空・海・山・川の体感できる素敵なまちです。)で行われる山武市民によるコミュニティ・ビジネス事業企画の発表会です。山武市長も参加されるそうです。

好きな仕事だからこそ、おかげ様でこうしていまも続いています。

2010年7月20日 (火)

韓国の社会的企業の日

先日の韓国訪問の初日7月7日は、招聘先のご案内で韓国の”社会的企業の日”の記念行事に参加してきた。

場所はソウル市内の市民広場、ソウル市庁舎前にある広場でソウルプラザホテルの前でもある。サッカーワールドカップ時に赤シャツ・サポーターで埋め尽くされたところだ。

ここに韓国の社会的企業の関係者が一堂に会した記念すべき日であった。

韓国では社会的企業を支援する法律が立法化され、2007年より施行されている。

今年はその3年目にあたる記念行事の一つであった。

京畿道知事、ソウル市長、仁川市長、社会的企業家、支援者、専門家集団のプラボノ、一般市民など、多くの関係者が集合していた。その夜の当方(韓日英米の講演者)らの歓迎パーティには、京畿道知事も参加され、一緒に夕食を取りながら歓談することができた。

当日午後ソウルは天候もよく、韓国を代表する社会的企業・ノリダンによるデモンストレーションが会場の雰囲気を一気に盛り上げていた。

ノリダンは、2004年に設立された文化芸術音楽集団とでもいうべき若者のパフォーマンス集団である。韓国では社会的企業の成功例として広く紹介されている。

韓国の社会的企業には、失業している人々の再就職先の人件費を3年(今年は施行後3年目にあたりその後の人件費支給は検討中だという)にわたり、労働省が負担するという特徴がある。

2010年7月11日 (日)

世界はスピード化の時代

一昨日ANAの最終便で韓国・ソウルから東京・羽田へ帰国した。

飛行時間は1時間45分と国内の羽田ー福岡間並みの時間だ。入出国・税関などの各種手続きがあるため実際は倍近くの3時間を越えるが、いかに隣国が近いかを強調したい。今年の10月には羽田の国際化に伴って、ソウル、北京、上海と羽田間が定期便として設置され、日に各10便以上になるらしい。ますます世界はスピード化を要求してくるのだ。

今回韓国ソウルでのコミュニティ・ビジネス(社会的企業)の国際シンポジウム(韓日英米)で講演してみて、韓国若者のICT(情報通信技術)活用は、わが国よりも高いし、スピードが早いのには正直驚いた。

例えば若者が設立した旅行業の社会的企業は、店舗を必要としないし、人件費は労働省が持ち、商品はHPのなか、売買はインターネットのカード決済だ。若者は高機能携帯電話(ⅰフォンなど)を当然のごとく普通に使用していた。それは通信料が日本の半分以下だからだ。わが国は規制緩和がまだ十分に進んでなく、ここにも大きな起業障壁がある。

スピードといえば、所長は本日朝イチで参議院選挙の投票をしてきた。世界的競争社会のなかで、わが国の二院制民主主義はすでに制度疲労を起こしている。政治で生計を立てる(御用聞き)政治屋はこんなにいらない。

議員内閣制から生まれる時の政府は、ますますグローバル化する世界的競争社会の中で政治的決定にスピード感が要求される。いまこそわが国は、世界的見地から一院制にして、そこから生まれる政府にスピード感のある決定権を委ねるべきだし、本当の意味(大局的見地から国を想う)の政治家が必要だ。

以上が今回の韓国の講演旅行から感じとったことだ。

2010年7月 6日 (火)

2010年7月7日韓国ソウルでの国際シンポジウム

 細内所長は、2010年7月7日~7月9日まで韓国・ソウルにて開催される日英米韓の国際シンポジウム(主催:京畿道福祉基金、Better Social Enterprise Networkから招聘を受け、『日本のコミュニティ・ビジネス(社会的企業、社会的事業)』に関する基調講演をしてきます。

 トヨタやホンダ、ソニー等に代表される「ものづくり」の世界だけではなく、わが国のコミュニティ・ビジネス(社会的企業、社会的事業)には、世界に誇れるものがたくさんあります。

帰国後、ソウル国際シンポジウムに関する写真をいくつかご紹介します。

S2010

*国際シンポジウム全体会場の風景です。ここで講演をしました。

S3

*事前打ち合わせをコーディネーターさんと行う

S_4

*国際シンポジウムの事務局さんとも打ち合わせを行う

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