コミュニティ・ビジネスの根幹にあるのは『地域学』である。
昨日日経の夕刊に同志社大学名誉教授の森浩一先生のインタビュー記事が出ていた。
テーマは『地域学を楽しむ』である。森先生や門脇先生等の「古代史公開講座」が1990年前後に有楽町のマリオン(朝日新聞社主催)で度々開催されていたが、若き細内所長は時間を作ってよく聴講に行ったものだ。
最近では森浩一先生の近著「古代史おさらいノート」を熟読したが、私のコミュニティ・ビジネス論の根幹には、森先生、司馬遼太郎(「街道をゆく」シリーズなど)先生らが提唱する地域地域の『地域学』がある。だからこそ細内所長が訪ねる全国各地の「コミュニティ・ビジネス起業講座」の開催される地域をよく知るために、現地の主催者(事務局)さんに(無理言って)地域内を案内していただくことにしている。
たとえば千葉県山武市と栃木県下都賀郡壬生町の古代・古墳群の形状が似通っているところなど、かつて古代に地域間交流があったのではないかと思わざる負えないし、福岡県うきは市における装飾古墳を見せていただいたが、九州から中国・四国を経由し、近畿、東海、関東までの古墳文化はつながっているのである。そして、ここに帆船等を活用した古代海運の生活文化が浮かび上がってくるのである。
こうした地域の生活文化や風土をよく知ることが、コミュニティ・ビジネスの地域資源や地域の生活文化を再確認する上で大切なことなのである。
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