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2010年9月

2010年9月24日 (金)

制度改革から始めないと活力のある国づくりは始まらない

『愛!地球博』の年だから5年ほど前になるだろうか。

ホソウチ所長は、前松原市長の時代、「名古屋の将来を語る懇談会」の専門委員として、名古屋市から招かれ、名古屋の将来像を議論したことがある。当時専門委員として、京都大学霊長類研究所の正高信男教授や東京から同じく慶應義塾大学の清家篤教授も招かれ、熱い議論が展開された。清家さんとは会場から新幹線名古屋駅までの送迎ハイヤーでご一緒したことがあるが、学者が3代続く家柄だけあって温厚な人柄だった。

さて昨今の名古屋市長と市議会の対立をみていると、自治体の二元政治(現在の首長と市議会を別々に選出すること)はやめて、例えば国会議員の中から総理大臣を選出するような一元政治にした方がよいのではないかと考える。つまり市議会の中から首長を選出する方が、シンプルだし、財政負担も減り、住民の意思・決定がスムーズに反映できる。今のねじれ現象は、戦後民主主義の制度疲労のナニモノでもないだろう。結果としての責任は、選挙民が負えばよいし、その修正も選挙民である住民が担えばよいのだ。

わが国のこうした戦後民主主義の仕組みは、もう一度洗たくをすることが必要である。

日本国の再生は、こうした制度改革から始めないと、国際社会を意識した競争力のあるまちづくり、国づくりは始まらない。

2010年9月18日 (土)

モーツァルトが聴きたくなった

1990年代の半ば、ドイツへは仕事(研究調査)で何回か訪れたことがある。目的は、エコメッセに始まるエコロジーの調査や高齢社会に向けた生活の質を高める温泉保養地、グリーンツーリズムの研究調査だ。

ミュンヘンをベースにオーストリアやスイスまで足を伸ばしたものだ。ドイツ人の仕事は朝が早い。朝7:00に出社してきて16:00で終了だ。所長もそうしたとき、ミュンヘンから列車に乗り、国境を越えてオーストリアのザルツブルグ(列車で小1時間の旅)へ向かったものだ。いまは国境における検問はないが、当時は列車の中でパスポートの提示が求められた。

おりしもミュンヘンは今オクトーバーフェストだ。所長のビール好きはこの訪独時から始まる。

また小学生のとき、清掃の時間によくモーツァルトのトルコ行進曲が流れていたが、門前の小僧よろしくこの曲が流れると今でも体がスムーズに動くものだ。また疲れているときは、モーツァルトを聴くことにしている。所長にとってモーツァルトの楽曲は癒しなのだ。

オーストリアのザルツブルグは、モーツァルトの生誕の地、ドイツ・ミュンヘンでの仕事で疲れたとき、早めに切り上げてザルツブルグで気分転換をしたものだ。モーツァルトの住んでいた家の修復に、当時私が加入していた日本の生命保険会社から修復費用がでていた。私のお金もこうして修復に寄与していると思うとたいへん感慨深いものがあった。

今日は千葉の東金市で開催されたCB市民起業塾から帰宅したが、無性にモーツァルトが聴きたくなった。

歌劇『魔笛』K.620がいま部屋いっぱいに流れている。

日本人の感性にモーツァルトの楽曲は良く合うものだ。

2010年9月10日 (金)

100を超える地域貢献活動からいくつかのCBも生まれている

本日9/10のホソウチ所長は、代々木のCB総合研究所から午後三鷹市の産業プラザで”CB身の丈塾”の打ち合わせ、産業プラザ内の旧知の知人と談笑し、20年前のことが思い浮かび懐かしくもあり、力をもらう。

次にJR三鷹駅前から小田急バスで京王の調布駅北口に移動し、調布駅北口のゲゲゲ商店街にある観光協会のゲゲゲワールドを再訪。5月下旬の立ち上げ時以来の視察。展示内容が充実していたが武者小路実篤の展示は場違いでしょうか。水木さんのアシスタントを一時務めた”つげ義春さん”の展示なら理解できるがそれもなし、残念。

京王調布駅から乗車し、京王相模原線でお隣の京王多摩川駅で下車(京王閣のあるところ)、社会福祉法人の調布を耕す会が運営する”CAFE 大好き”でスタッフの方と談笑。最初の単著『コミュニティ・ビジネス』中央大学出版部(1999年発行)に書かせていただいた”CAFE 大好き”に久しぶりに立ち寄り話し込む。14年間も障碍者就労の喫茶店が続くのは、三方よし(客よし、店よし、世間(地域)よし)が上手く働いているから一安心。自家製アイスクリームが2年前からメニューに加わり商品サービスも充実。

明日9/11は、千葉県大網白里町の大里綜合管理株式会社さんで打ち合わせ。野老真理子社長さんはじめ社員さんは地域貢献活動が大好き。100を超える地域貢献活動からいくつかのCB起業も生まれている。明日が楽しみだ。

2010年9月 9日 (木)

坂本龍馬になり損ねた先の総理

ホソウチ所長は”歴史研究家”でもある。

4年前の2006年4月25日発行の「連合栃木総研レポート57号」に特別寄稿した『歴史は奇想天外』の内容が現実味をおびてきた。

『現代の薩長連合なるか!』で今回の民主党選挙の小沢氏と管氏の激突をとらえている

先の総理を坂本龍馬にたとえたが、その調整はみなさんご承知の通りで失敗に終わった。

彼はとうとう坂本龍馬には成れなかったのか?総理にはなったので仕方がないか。

4年半前の予言が現実化すると、以前当ブログに掲載した『車中八策』も現実化するかもしれない。

わが国は外交でも、地域コミュニティの現場でも難題が山積みで待ったなしの状況だ。

2010年9月 8日 (水)

不景気何処吹く風

ホソウチ所長は、9/6月曜日の午前中に三鷹市の産業プラザにて「身の丈起業塾」のCB講演を終え、駅前でとんかつランチを食したあと、三鷹の森ジブリ美術館まで散策を兼ねて訪ねてきた。

ジブリ美術館は月曜日の平日(火曜日が休館日)なので空いているかと思ったが、意外や意外、本日のチケットは完売であった。相変わらずの人気ぶりだ。

小中学校はすでに始まっているので大学生、20代の若者たち、幼児連れのファミリーが主流であったが、海外からの観光客も多く、特に中国語が飛び交っていたのが目立った。

ジブリ関連のアニメグッズは少し高めだが、売場はそうした観光客で賑わっていた。不景気何処吹く風だ。

それにしても、ジブリの”アニメーション創造力”は、世界に誇れるもので、”人海戦術による馬力”と”ビジュアル表現、ストリー展開のきめ細かさ”で創られていることが、十二分にわかる展示内容で、たいへん心ときめくものであった。ある意味においては、W.ディズニーを超えているのかも知れない。こうした分野は実は日本人の得意分野なのだ。

2010年9月 3日 (金)

大器晩成で行こう

ホソウチ所長は、毎年9月9日のサンダースの誕生日にケンタッキーフライドチキンを食することにしている(この日は勝手に『中高年の起業記念日』にしているため)。また、あの味が忘れられず、年に数回は口にする。胡椒のきいたなんとも懐かしい味だ。

ケンタッキーフライドチキンの創業者・カーネル・サンダースはさまざまな職業に就き、多くの失敗の後、53歳のときケンタッキーフライドチキンを起業したという。

『やる気があれば、いまからでも起業は遅くない』、所長もことし彼が起業したときと同じ歳を迎えた。50数年間多くの失敗とさまざな職業を見てきた。そして仕事柄からか全国各地の地域社会も見てきた。

幕末の伊能忠敬も50歳をこえてから息子に家業(商売)を譲り、異分野の職業訓練を受けるために千葉の佐原から江戸・東京に出て来て測量術を修得し、日本地図の作成という大起業を成し遂げた(少し今風の解説)。

サンダースや伊能も『人間万事塞翁が馬』である。ゲゲゲの水木さんは、若いとき片腕を失いながらも、好きな漫画で身を立て、88歳のいま、国営放送の連続テレビドラマで全国的に注目を集め、再び脚光を浴びている。

だから「人生希望を持って生きよう」だ。

世の中には50を超えてから芽の出る人もいるもんだ。大器晩成で行こう。

人生終わりよければ全て善しだ。

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