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2010年9月24日 (金)

制度改革から始めないと活力のある国づくりは始まらない

『愛!地球博』の年だから5年ほど前になるだろうか。

ホソウチ所長は、前松原市長の時代、「名古屋の将来を語る懇談会」の専門委員として、名古屋市から招かれ、名古屋の将来像を議論したことがある。当時専門委員として、京都大学霊長類研究所の正高信男教授や東京から同じく慶應義塾大学の清家篤教授も招かれ、熱い議論が展開された。清家さんとは会場から新幹線名古屋駅までの送迎ハイヤーでご一緒したことがあるが、学者が3代続く家柄だけあって温厚な人柄だった。

さて昨今の名古屋市長と市議会の対立をみていると、自治体の二元政治(現在の首長と市議会を別々に選出すること)はやめて、例えば国会議員の中から総理大臣を選出するような一元政治にした方がよいのではないかと考える。つまり市議会の中から首長を選出する方が、シンプルだし、財政負担も減り、住民の意思・決定がスムーズに反映できる。今のねじれ現象は、戦後民主主義の制度疲労のナニモノでもないだろう。結果としての責任は、選挙民が負えばよいし、その修正も選挙民である住民が担えばよいのだ。

わが国のこうした戦後民主主義の仕組みは、もう一度洗たくをすることが必要である。

日本国の再生は、こうした制度改革から始めないと、国際社会を意識した競争力のあるまちづくり、国づくりは始まらない。

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