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2010年10月

2010年10月22日 (金)

さもありなん。筆の立つ政治家さん

昨年地方のコミュニティ・ビジネス起業講座の終了日にNPO法人の主催者のお一人から、その方が支援する地元の首相経験者の私邸を地元秘書さんのご案内付きで見学させていただいたことがあった。

その私邸は3万坪にもおよぶ大邸宅で、マンション暮らしの身にとってたいへんびっくりすることの連続であった。乗馬の馬場あり、書庫あり、何しろ専属の庭師だけでも15人ほどいるらしい。

政治家の必須条件は筆が立つことだと認識したのはこのときだった。この首相経験者の筆跡はプロ級だった。そして政治家を目指すとき、書道の練習が必須条件なのだと実感した。

支援者から求められれば筆をとるし、選挙支援の礼状がご本人から毛筆で贈られてくればわるい気がしないはずだ。彼の首相経験者は、子供のころから書道の練習だけは欠かさなかったらしい。

さもありなん。

2010年10月21日 (木)

新宿都市伝説:駅ビルレストランは今日も雨降りで大繁盛

新宿駅は日本一の乗降客数を誇るところ。

そんな新宿駅の都市伝説は雨降りになると駅ビルのレストランはどこも満員となるらしい。降りた駅からそんな遠くないところで食事を済ませるかららしい。所長がよく行く“つばめグリル”も今日は大盛況だった。晴れの日よりも雨の日の方が客足が高まる。これは駅ナカの物販店舗にもいえること。

新宿ルミネにアフタヌーン・ティーという喫茶店がある。客席30数席はあるだろうか。ランチ時、お客が全員女性といのも珍しい。所長は入り口でパンだけ買って代々木の研究所で試食。男性甘党にも受けそうだ。

新宿ルミネには中国語のストアーガイドも置いてある。顧客の感度は銀座よりも高そうだ。

渋谷イチマルキューのつぎは新宿ルミネーか。

装飾男子を蹴飛ばす新宿留美姉さんは頼もしい。

2010年10月 9日 (土)

はじまる地域社会雇用創造事業

細内所長は、現在”内閣府地域社会雇用創造事業交付金事業「みたかソーシャル&コミュニティビジネスプラン・コンペティション2010」(三鷹市の3セク、株式会社まちづくり三鷹が内閣府から受託した事業です)のコンペティション審査委員(三鷹市の商工審議会委員もしているのでちょくちょく三鷹市に行きます)をしています。

その関係からの情報です。まちづくり三鷹ではコミュニティ・ビジネスプラン起業の事業企画案を全国から求めています。

詳しくはこちら→http://www.mitaka.ne.jp/minotake/competition.html

関心のある方は、ぜひ応募しよう。

2010年10月 7日 (木)

親方日の丸社会

国がすすめている地方ごとの休日分散化について思うことあり。

個人の休暇にまで指図するのはいかがなものか。

わが国は1億2500万人もいるが実は大きな村社会だから、けして個人の顔を見せて動いてはいけないのだ。

過去のノーベル賞受賞者もいうように、個人で動きたければ海外に出るのが一番だ。

個人の顔が一人ひとり違うのが欧米の地域社会。

個人の顔をもってはいけないのがわが国の地域社会だ。

親方が指図してはじめて休める勤労国家だ。この価値観は徳川時代がいけないのだ。

生かさぬようにが農民支配の根本中堂だからだ。

その割には生産性がそんなには高くない。当時は天候次第の農業だった(おおむね週休2日だった)。

個人が自分の判断で休暇がとれる大人の社会はいつ来るのだろうか。

市民社会までの道のりは遠い。

人間のビヘイビアは150年くらいでは大きく変わらないものだ。

明治の維新人も平成の一般人も同じビヘイビアだ。

いまの日本は平和でそこそこ良い国だ。

先人先輩に感謝しよう。

2010年10月 3日 (日)

アートに見る新産業創出、国際化の考察

最近仕事帰りに2つの美術館に寄り道してきた。

1つ目は三鷹市のジブリ美術館であり、2つ目は千葉市立美術館である。

館内はともに満員状態であったが、千葉市立美術館はトロピカル日本画家の田中一村であり、一方、三鷹市は宮崎駿のお馴染みのジブリアニメ美術館である。

田中一村の図録は売り切れで人気絶頂であったが、観客は団塊世代以上の年配客がほとんど。一方ジブリの方は、若者やファミリーがメインで、しかも東京ディズニーランドとほぼ同じ客層であった。

ホソウチ所長は田中一村好きであるが、ここでぴぴんときた。

ジブリの観客の約10%は、外国からきた若い世代が中心であるが、田中一村の館内はほとんどが日本の高齢者世代であった。

所長は、ここに新産業創出、国際化のヒントを見るのである。東アジアや欧米からの観光客はアニメ志向のジブリへ、一方年配の日本人はトロピカル色の田中一村である。この2極化がこれからのわが国の新産業創出、国際化のヒントであると考える。

わかる人にはわかる現象である。

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