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2010年10月 3日 (日)

アートに見る新産業創出、国際化の考察

最近仕事帰りに2つの美術館に寄り道してきた。

1つ目は三鷹市のジブリ美術館であり、2つ目は千葉市立美術館である。

館内はともに満員状態であったが、千葉市立美術館はトロピカル日本画家の田中一村であり、一方、三鷹市は宮崎駿のお馴染みのジブリアニメ美術館である。

田中一村の図録は売り切れで人気絶頂であったが、観客は団塊世代以上の年配客がほとんど。一方ジブリの方は、若者やファミリーがメインで、しかも東京ディズニーランドとほぼ同じ客層であった。

ホソウチ所長は田中一村好きであるが、ここでぴぴんときた。

ジブリの観客の約10%は、外国からきた若い世代が中心であるが、田中一村の館内はほとんどが日本の高齢者世代であった。

所長は、ここに新産業創出、国際化のヒントを見るのである。東アジアや欧米からの観光客はアニメ志向のジブリへ、一方年配の日本人はトロピカル色の田中一村である。この2極化がこれからのわが国の新産業創出、国際化のヒントであると考える。

わかる人にはわかる現象である。

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