コミュニティ・ビジネスの本当の意義・意味
私は、コミュニティ・ビジネスの本当の意義・意味を次のように考えています。
現代社会は、グローバルに結びついた経済や地球規模で影響しあう環境に破綻をきたし、未曾有の危機に瀕しています。
それらを乗り越えるためにも、地球規模で“共に分かち合う”ことが求められています。
この地球規模の諸問題の解決と分かち合いに取り組むべき“基本のユニット”となるのが、人々の住むコミュニティにほかなりません。
現代社会において、それぞれのコミュニティで、そうした諸問題を解決する方策のひとつに、私の言うところの“コミュニティ・ビジネス”があります。
コミュニティ・ビジネスは、住民自らが「地域コミュニティを元気にすること」に目標をおき、社会的排除に会う人々を極力出さない。
そして地域固有の資源を積極的に活用し、コミュニティ内の問題解決と生活の質の向上を目指し、そこに住む人々がいきいきと快適に暮らすことに貢献する新しいタイプのビジネスです。
その方向性や目的とするところは、地域コミュニティで活かされない(人材も含めてあらゆるもの)資源を出さない、いわば”共生、共存の思想”といえるでしょう。