”もっと、もっと”の経済への警鐘
昨年まで冷房の効き過ぎる電車に困惑して通勤していた。半袖で生活しているのに上着をはおらないと寒すぎて電車に乗れない。車掌にそう訴えると、そういう人は弱冷房車に乗ってくださいという。そんな車両は10両中1両しかない。
どこのオフィス、商業施設も冷房の効きすぎだった。そんな生活へのスローガンは、”もっと、もっと”である。いまでもそうした言葉に訴求するテレビのコマーシャルが時折流れるが”足るを知る”という先人の知恵はどこに行ってしまったのだろうか。
計画停電でやっと足るを知った人々は極端な自粛に向かう。小さな街路灯まで消して暗い世の中を一層暗くする。これではますます経済が萎縮する。お金は天下の回りもの。足るを知り、節度ある暮らしを一人ひとりが心掛ければ、地域経済も人々の笑顔もまわりだすものだ。
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