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2011年5月12日 (木)

先人を敬う精神が脈々と流れている岩手県。

大正の関東大震災もだいぶ揺れたようです。大正生まれの伯父からその体験談を聞いたことがあります。

当時の震災復興院の総裁は大風呂敷の異名をとる後藤新平でした。彼は岩手県の生まれ、奥州市の”武士の家”の出だそうです。

私は講演やフィールドワークの仕事の関係で、延べにすると岩手県へは100回近く訪問しています。

岩手県人のすごいところは、首相を何人も輩出しているだけではありません。彼らと飲食を共にすると、やや大風呂敷の傾向になります。宮澤賢治の銀河鉄道の世界も、まさにそれに当てはまることでしょう。

そして後藤新平や新渡戸稲造などに代表される、先人を顕彰する記念館が県内各地にあります。それらは郷土の誇りとして、先人を敬う精神が脈々と流れていることの証でもあります。

そうしたことからも彼地が復興しないわけがありません。

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