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2011年5月10日 (火)

大泉学園の牧野富太郎博士の旧居・庭園を訪ねてきました。

東京練馬の大泉学園の牧野富太郎博士の旧居・庭園を訪ね、この国の学歴主義という悪癖を見てきました。

江戸時代生まれの彼は小学校しか行っていません。独学で植物学を極めました。その結果、東京大学では”教授”でなく、47年間も”一講師”を務めました。

福澤諭吉は言いました。「門閥制度は親のカタキでござる。」。彼が慶應年間に創った学校は今(質も量も)日本一の大学のひとつになりました。

尊敬する建築家の安藤忠雄さんは、工業高校を出てから独学で苦節40数年、高卒というハンディのなかとうとう東京大学の特別栄誉教授になりました。

この国のカタチは外圧でしか変化しないことは今も昔もかわりません。

安藤忠雄、小沢征爾、棟方志功、池田満寿夫も、そして一部のノーベル賞受賞者たちも、みなそうでした。海外で評価されてはじめて国内で脚光を浴びます。

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