"結い"と『わいど!、ワイド!、わーいっど!』の歓喜の島
先週の金曜日から昨日の月曜日まで、日本青年会議所(JCI)鹿児島ブロック大会のフォーラムで基調講演するため、奄美群島の徳之島に行ってきた。
行きは羽田空港から奄美大島経由で徳之島入り。会期中は晴天であったが、帰りに機材不良で1日延期になり、昨日は悪天候のため急遽チケットを変更して鹿児島経由で帰京した。
しかし、旅の醍醐味として徳之島で気がついたことを述べてみよう。
若い人が島外の人と話すとき、標準語を使う(学校教育で学ぶようだ)のには少し驚いた。
闘牛開催(今回闘牛大会を拝見)時、子供から大人まで『わいど!、ワイド!、わーいっど』と連呼し踊りだす島の人、熱血漢の島人にもどる。青森のねぶたや野沢温泉の火祭り、諏訪大社の御柱祭りにも通じる人間の生の歓喜を感じた。
徳之島は特殊出生率が日本一高いところで、かつ泉重千代さんに代表される長寿の島でもある。
このことは、コミュニティで子育てを担う仕組みがあることと高齢者が尊敬される環境にあることに関係がありそうだ。
その証拠に『結い』の存在がいまだにあり、子育てを終えた50歳以上のおばあちゃんたちが担う共同店舗の直売所(野菜やフルーツ、黒糖などを販売)が島内各地にあって盛況だった。聞いたところによると、月商100万円(年商1千万円)を超えるところも少なくないという。店では3人~4人のおばあちゃんたちがお茶を飲みながら店番をしていた。
都市部の本格的な高齢社会を乗り越えるヒントがこの南の島にはありそうだ。また行きたいところの一つだ。
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