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2011年10月

2011年10月26日 (水)

動き出した団塊世代

最近、所長のところには、各地の自治体から団塊世代向けに、地域活動やNPO活動、さらにはコミュニティ・ビジネスの起業まで、彼らが幅広く、地域視点で社会参加の場が作れるようにと、それを促す講座 「201110CB.pdf」をダウンロード 開設の依頼が増えている。

しかも1回ぽっきりの講演ではなく、数回にわたる連続講座として、地域での行動計画や参加者のスキルの棚卸し、はたまたコミュニティ・ビジネスの事業企画書づくりまで、その守備範囲が広がっている。

団塊世代の方は、昭和22年~24(1947~1949)年生まれだから、年齢的にはみな61歳以上の還暦をすぎ、会社などを退職し、自宅で待機・充電されている方が少なくない。

特に男性は勉強熱心で、毎日のように、朝一で家を出て図書館通いをする。

世間や地域コミュニティで、もっともっと彼らの生きがいや技能スキル等を活かしてあげた方が、ご本人の健康のためにも、自治体の財源のためにも、そして家族のためにも、みんなハッピーなのだが……しかし、社会は彼らの意のままにはならない。

そんな彼らも図書館通いの一休みから、少しずつだが、まちなかへ動き始めている。

2011年10月17日 (月)

年金は、あいかわらず親方日の丸志向

社会保障の年金支給開始年齢が延長され、65歳から、やれ68歳からだとかが聞こえてくる。

そして、それに合わせ、企業の定年延長も考えなくてはと、相も変わらず”親方日の丸”ぶりがまかりとおる。

テレビや大新聞、テレビのコメンティターもみなよろしくステレオタイプの同じ論調だ。

自立する自営業者を中高年(会社員)のうちから養成し、地域密着で地域の問題解決を行うコミュニティ・ビジネス(CB)をなぜ増やそうとしないのか。

CBなどの自営業、地域共同体事業、NPO事業を増やすことは、自立する”市民経済を創る”ことにつながるのに、テレビや大新聞は相も変わらず企業の定年延長を説く。これでは国民総思考停止状態ではないか。

CBなどに5年間法人税減免などのインセンティブを与え、本当の市民経済を創っていかないと、この国は全体で沈没するか、太ったネズミだけが逃げ出す国になってしまう。

東京都三鷹市にある”NPO法人シニアSOHO普及サロン三鷹”は事業高が一億円を超える。50歳以上でもゆるやかに地域コミュニティで働ける機会と場を積極的に用意することで、CBはこうして経営出来るのだ。

地域経営という視点から中高年、働く女性のためのCBを積極的に整備・導入し、包括的に福祉・介護・医療費、年金、市民税等を検討すれば、企業に頼る定年延長など必要ないのではないかと考える。

2011年10月14日 (金)

希望を持って世の中に出発

先日宮崎県都城市におけるCB起業ワークショップの翌日、少し足を延ばして木城町の石井記念友愛社と児童養護施設の石井記念友愛園を視察してきた。

日本の児童福祉の父といわれる石井十次(石井のお父さんはかって1200人の里親だった)のふるさとなのだ。施設内を石井十次の曾孫にあたる児嶋理事長さんにご案内していただいた。都会では無くなってしまった人と人との触れ合いを大切にする雰囲気が残っているところだった。

拙著「みんなが主役のコミュニティ・ビジネス」ぎょうせいの31、32、33貢にも書いたが、コミュニティ・ビジネスは経済生活の友愛といっても良い。だから人と人との触れ合いを大切にし、顔の見える関係を経済行為を通して構築していくものなのだ。

いま、わが国の児童養護施設は全国に575か所もあるという。約3万人の児童・生徒がそこで生活している。両親の愛情に恵まれなかった子供たちだ。そこから毎年約1500人が高校を卒業し、希望を持って世の中に出発していくという。

彼らにはぜひがんばって欲しいものだ。

2011年10月 4日 (火)

CB事業の推進を総合的段階的に考えるなら

細内所長が過去お手伝いしてきた市役所さん、県庁さんなどの立場からCB導入を考えると、地域コミュニティの関係者を巻き込んで、CB事業の推進を総合的段階的に取り組むなら、次のようなステップをたどるのも一つの方法です。

1.地域デビューから住民、市民を巻き込むなら、

http://www.iplaza.inagi.tokyo.jp/event/syogaigakusyu/20110624shiennkouza.html

http://cbhakase.cocolog-nifty.com/blog/files/20110927.pdf

2.地域活動から市民協働、女性起業、新たな公共づくりを目指すなら、

⇒習志野2008-2011年「2011ws.pdf」をダウンロード

http://cbhakase.cocolog-nifty.com/blog/files/201110miyako.pdf

http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2011/07/img/20110725072602-2.pdf

http://www.city.sammu.lg.jp/section/soumu/katsudoshien/news/cb/cb2011.html

http://cbhakase.cocolog-nifty.com/blog/files/201108seisan.jpg

3.CB起業を、地域力の向上、地域再生、商工業振興、商店街の活性化、農業の活性化という視点で導入するなら、

http://www.hosouchi.com/09togane.pdf

http://www.hosouchi.com/shop.pdf

http://cbhakase.cocolog-nifty.com/blog/files/20110215.jpg

http://www.jfc.go.jp/a/information/publish/afc-month/2011/05.html

以上が、CBを地域コミュニティに導入する際の一つの導入モデル事例です。

参考にして見てください。

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