動き出した団塊世代
最近、所長のところには、各地の自治体から団塊世代向けに、地域活動やNPO活動、さらにはコミュニティ・ビジネスの起業まで、彼らが幅広く、地域視点で社会参加の場が作れるようにと、それを促す講座 「201110CB.pdf」をダウンロード 開設の依頼が増えている。
しかも1回ぽっきりの講演ではなく、数回にわたる連続講座として、地域での行動計画や参加者のスキルの棚卸し、はたまたコミュニティ・ビジネスの事業企画書づくりまで、その守備範囲が広がっている。
団塊世代の方は、昭和22年~24(1947~1949)年生まれだから、年齢的にはみな61歳以上の還暦をすぎ、会社などを退職し、自宅で待機・充電されている方が少なくない。
特に男性は勉強熱心で、毎日のように、朝一で家を出て図書館通いをする。
世間や地域コミュニティで、もっともっと彼らの生きがいや技能スキル等を活かしてあげた方が、ご本人の健康のためにも、自治体の財源のためにも、そして家族のためにも、みんなハッピーなのだが……しかし、社会は彼らの意のままにはならない。
そんな彼らも図書館通いの一休みから、少しずつだが、まちなかへ動き始めている。