希望を持って世の中に出発
先日宮崎県都城市におけるCB起業ワークショップの翌日、少し足を延ばして木城町の石井記念友愛社と児童養護施設の石井記念友愛園を視察してきた。
日本の児童福祉の父といわれる石井十次(石井のお父さんはかって1200人の里親だった)のふるさとなのだ。施設内を石井十次の曾孫にあたる児嶋理事長さんにご案内していただいた。都会では無くなってしまった人と人との触れ合いを大切にする雰囲気が残っているところだった。
拙著「みんなが主役のコミュニティ・ビジネス」ぎょうせいの31、32、33貢にも書いたが、コミュニティ・ビジネスは経済生活の友愛といっても良い。だから人と人との触れ合いを大切にし、顔の見える関係を経済行為を通して構築していくものなのだ。
いま、わが国の児童養護施設は全国に575か所もあるという。約3万人の児童・生徒がそこで生活している。両親の愛情に恵まれなかった子供たちだ。そこから毎年約1500人が高校を卒業し、希望を持って世の中に出発していくという。
彼らにはぜひがんばって欲しいものだ。
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