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2012年4月25日 (水)

インド出張から帰国しました

本日4/25のニューデリー発のJAL便でインドから帰国しました。

インドは12億人の民を抱える何でもありの国でした。

たとえばクラクションで喧噪状態の高速道路がそうで、自動車以外に人や自転車、小型バイク、小型トラクター、さらには聖牛、ラクダ、山羊までが、ハイウエーを占拠していました。自動車の逆走もよく見かけました。4人乗りのバイクなんてザラです。そしてバスの上には10数人ほどの乗客が乗っていました。もちろん下の車内はすし詰め状態で、窓にしがみ付いている乗客もいます。みんなそれぞれが自分の置かれた状況を受け入れて緊張感をもって乗車に臨んでいます

一見無秩序そうに見えるそうした道路交通事情ですが、そこには、人と人との顔が見える、安心感、緊張感のある社会システムが見えてきました。そして、それは多様なものが共生している躍動感のある、骨太の社会システムのようです。多様なものが共生する仕組みを研究する上でインドは恰好な研究対象でした。

それに対して、わが国はガラス細工の高度な社会システムのなかで、多くの国民が同じような思考回路を保持し、生活している。脆弱でリスキーな社会システムを内包していることが、今回のインド訪問で良くわかりました。

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