日はまた昇るか
20年前にJICAの仕事でマレーシアを訪問したが、当時世界最先端の松下のカラーTV工場を視察した。年間100万台のTV生産が彼らの自慢だった。
7年前JALの社員さんたちと一緒に本を書いたが、打ち合わせでJAL本社に行ったが、みんなきびきびしていた。
3.11大震災以降、電力会社の株価は大幅ダウンで経営に苦慮している。
かつてみんな優良会社だった。
そしてわが国の地方都市の駅前、中心部はどこもシャッターストリートだらけだ。行き過ぎた規制緩和はよくない証拠だ。
60歳以上のシニア率は全体で30%を超えた。
非正規の労働者は全体の1/3を超え、年収300万円以下の勤労者はすでに40%を超えている。
富の再配分がうまくいっていない。国債は千兆円に迫り、弱者や若者にしわ寄せがきている。
元気があるのは、エキナカで絶対的優位に立つJRグループだ。そしてSNSやソーシャルゲームも上昇中、福祉介護系もマーケットボリュームを拡大中だ。福祉介護系のロボットや環境スマート技術、再生エネルギーや再生医療分野も望みがある。規制を適正に調整すれば、マーケットは世界を目指せる。
そして誰も注目をしていない分野にコミュニティがあり、コミュニティの産業化が可能だ。
戦略コミュニティと戦略ユニットを組み合わせ、新産業化が可能だ。超高齢社会にふさわしい新産業ビジョンが必要だ。詳しくは、拙著『新版コミュニティ・ビジネス』学芸出版社 2010年の第5章を参照されたし。
日はまた昇るか。
負けるなニッポン。
がんばれニッポン。
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