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2013年10月

2013年10月31日 (木)

ワインの美味しいまち、蕎麦発祥のまち塩尻

ワインの美味しいまち、日本蕎麦発祥の地、塩の道の終点(塩の尻)、分水嶺のまち長野県塩尻市にて11月23日勤労感謝の日に講演します。

地域コミュニティとのかかわり方、熟年世代の地域デビューについてお話しします。

詳しくはこちらから⇒「siojiri.pdf」をダウンロード

数年前ですが、我がCB総合研究所のそばにある新宿高島屋のイベントにて塩尻市長さんと女優の川島さんから塩尻のワインを頂いたことがあります。

そして、青春時代に塩尻市の隣りにある松本市縣町に住んでいたことがあります。当時旧制松本高等学校から続く寮の入寮をお断りして、思誠寮近くの縣町に下宿しました。寮に住む友人達から受けた”歓迎の寮雨”が今でも懐かしい思い出です。

2013年10月29日 (火)

インドの洋服屋

今日は昨年インドのジャイプルの洋服屋で作った麻のジャケットを着てみたがちょうど良い。このフィット感がお気に入りだ。しかもこのスーツはたったの3時間で製作されたオーダーメイドものなのだ。デザインは今一だが体へのフィット感がすばらしい。

このオーダーシステムは外国人向けなのだろう。物価の安さから考えると1着2万4千円のジャケットは少し高い。だが午後に採寸して夕方にはターバンを巻いたテイラーがホテルまで届けに来た。これにはびっくりだ。

なぜインドでジャケットかというと、20年前にJICAの仕事でタイのバンコックのインド系テイラーでオーダーメイドのYシャツを初めて作って以来、インドメイドの着心地の良さを知っているからだ。このインドメイドの3時間で製作する夏ものジャケットは日本でもきっとビジネス・モデルになることだろう。

日本においてインドカリーの次のビジネス展開はインドテイラーのジャケットかもしれない。

2013年10月26日 (土)

再び問う、共生、分ち合いの思想

コミュニティ・ビジネスについて考える(1999年策定、2008年8月改変より)

現代社会は、グローバルに結びついた経済や地球規模で影響しあう環境に破綻をきたし、未曾有の危機に瀕しています。それらを乗り越えるためにも、地球規模で“共に分かち合う”ことが求められています。

この地球規模の諸問題の解決と分かち合いに取り組むべき“基本ユニット”となるものが、人々の住む地域コミュニティにほかなりません。現代社会において、それぞれ顔の見える関係の地域コミュニティで、そうした諸問題を解決する方法の一つに“コミュニティ・ビジネス”があります。

コミュニティ・ビジネスは、住民自らが地域コミュニティを元気にすることに目標をおき、社会的排除に会う人を出さない。かつ地域固有の資源を積極的に活用し、コミュニティ内の問題解決と生活の質の向上を目指し、そこに住む人々が活き活きと快適に働き・暮らすことに主眼を置いた新しいタイプのビジネスです。その目的とするところは、地域コミュニティで活かされない地域資源を出さない。いわば
”共生、分ち合いの思想”といえるでしょう。

その考え方の一部をコンパクトにまとめた小論『地域を元気にするコミュニティ・ビジネス』が、2008年7月15日の生産性新聞に掲載されました。ご照覧ください。

2013年10月25日 (金)

コミュニティ・ビジネス・ネットワーク講演会のお知らせ

細内が理事長を務めるNPOからのお知らせです。

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コミュニティ・ビジネス・ネットワーク講演会のお知らせ
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10月のCBN講演会では、一般社団法人みんなのとしょかん
代表の川端秀明さんをお迎えしてお話を伺います。
川端さんが関わられているプロジェクトでは、震災や自然災害
などにより移住を余儀なくされ、コミュニティの再生が急務
とされる地域や、過疎化が進む地域に、コミュニティを醸成
できる場所として、図書館を設置する活動を行っています。
単なる本の支援ではない、本当に必要とされる心のよりどころ
となるような図書館の設置の進め方や活動の秘訣について、
貴重なお話を伺う機会です。皆様ぜひご参加ください。

                                         記

日 時:2013年10月30日(水)19時~20時
           (終了後 21時頃まで交流会)

テーマ:「みんなのとしょかん」プロジェクトについて
    http://www.mintosho.org/about 

講 師:川端秀明さん/一般社団法人みんなのとしょかん 代表

場 所:○場所: 新宿区立新宿消費生活センター分館 3階会議室
    (新宿区立高田馬場創業支援センター)
        *住所:東京都新宿区高田馬場一丁目32番10号  
 
<公共交通>
・JR山手線 高田馬場駅 戸山口より徒歩約2分
・ 西武新宿線 高田馬場駅より徒歩約3分
・ 東京メトロ東西線 高田馬場駅より徒歩約5分

【案内図】
 http://incu.shinjuku-center.jp/access.html 

□申込み

http://www.cbn.jp/postmail1/postmail.html  よりご連絡をお願い致します。

2013年10月24日 (木)

セカンドライフで地域デビュー

11月23日に長野県塩尻市で『セカンドライフで地域デビュー』の講演会があります。

詳しくはこちらから⇒「siojiri.pdf」をダウンロード

ご近所の方はぜひご参加ください。

2013年10月23日 (水)

天高く南瓜実る新宿の秋

CB総合研究所近く、新宿の南瓜祭り

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新宿では最近外国の旅行客を多数見かける。


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毎年恒例の南瓜祭りだ。

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南瓜のオレンジが鮮やかだ。

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天高く、南瓜肥える秋。

2013年10月20日 (日)

まちの問題解決・起業ワークショップ

まちの困った問題をビジネス要素を用いて、その解決策を探る

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模造紙、ポストイット、マジック等を使い、頭も体を動かす

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グループで討議し、協働で解決策を模造紙に纏める

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最後に纏めた解決策を全員の前で発表し、評価を受ける

2013年10月18日 (金)

仕事の合間の一休み

仕事で北海道の旭川市へ行ってきました。合間に旭山動物園へ

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良く訓練されています

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ここの旭川ラーメンは醤油がベース

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以外に獰猛です

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こちらは旭川の味噌ラーメン

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素早く動き回る白くま

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ペンギンの水中水泳

2013年10月13日 (日)

北海道の隆盛を考える

明後日から北海道旭川市の中小企業大学校で3日間にわたるCB支援講座の集中講義だ。のべ20時間にわたるコミュニティ・ビジネス支援の講義だ。大学院の1コマ分に匹敵するボリュームだ。

缶詰になる(前泊もふくめ)4日間は、食の誘惑にも負けず体重を維持したい。昨年は食堂の美味しいメニューで3キロも太って東京にもどった。北海道の米や魚はうまい。さもありなん。

今年で3年目になる北海道のCB支援講座だが、北海道のCBに対する関心は、今から12年前になる。札幌市の課長さんが東京の私のCB総合研究所を訪ねて来られ、札幌市におけるCBの可能性調査を依頼された。それ以来、何度か北海道各地に足を運び。道内も札幌商工会議所を初め、厚真、函館など何箇所かでCB講演会を実施している。
北海道の隆盛を考える上で真の問題点は何か、訪問の度に頭を過ぎる命題だ。
それは人口の問題だ。中国の重慶とほぼ同じ面積でありながら、北海道はその1/6しかいないという。東京・首都圏に大きくマーケットを依存せざる負えない力学が働いている。

2013年10月12日 (土)

地域コミュニティの風物詩

東京のど真ん中の大運動会

渋谷区千駄ヶ谷地区町会連合の大運動会も瀬戸内海離島の大運動会も同じ地域コミュニティの交流活動だ。

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文化祭もコミュニティ活動の貴重な風物詩だ。渋谷区では戦後54回も続いている。会場は東京オリンピックの重量挙げ会場となった渋谷公会堂だ。渋谷区役所、NHKの傍だ。

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秋は全国各地どこでもコミュニティの文化活動が盛んで、その発表会が季節の風物詩となっている。

~写真は、当社CB総合研究所のある東京渋谷区千駄ヶ谷5丁目の『コミュニティの掲示板』より~

2013年10月 7日 (月)

この国の”魔の風体”、すなわち魔風の意味を考える

最近、江戸期のコミュニティと旗本の研究をしている。

江戸愛宕下の御成門前に直参旗本井上愛之助(当方から5代前のご先祖の一人)の屋敷があり、幕末の切絵図に描かれている。いまから152年前のものだ。彼の本国は美濃国で生国は武蔵国江戸、知行地500石は下野国上三川にあった(ちなみに同じ旗本である長谷川平蔵は400石である)。

そして昨日TV『情熱大陸』にて、同じ愛之助の名前を持つ歌舞伎役者の片岡愛之助さんの人間模様が放映されていたので興味深く拝見した。

彼は、一般家庭から歌舞伎界入りと紹介されていたが、彼の言葉で特に印象に残ったのが、もし歌舞伎役者の義父のところへ養子に入らなければ違った人生を歩んでいただろう、だった。高校生の頃、歌舞伎役者の養子になり、その後、その跡目として本流の役が回ってきたという。そのまま普通の人だったら端役しか無かっただろう、とも述べている。さもありなん。

わが国のこうした慣習、しきたりは、歌舞伎界だけでなく、政治の世界や家元制にも言えることであり、父親が代議士であると、その子供が後を継ぐことがたやすくなる。しかし一般人には極めて困難なものだ。ましてや父親が大臣経験の大物、祖父が元首相となると、3代目はいわずもがなであり、その継承路線が約束される。わが国には歌舞伎や代議士だけではなく、こうした魔の風体(私の造語で魔風とも呼ぶ)が連綿と地層のように堆積している。こうした魔の風体を壊すことが、日本の真の意味の再生・革新につながる。

下剋上である戦国時代の楽市楽座は、美濃国で斎藤道三が始めたものであり、信長は娘婿としてそれを継承したものである。戦国時代は、こうした魔の風体(略して魔風と名付ける)を吹き飛ばして世の中を刷新したものだ。ちなみに斎藤道三の末裔の家の一つに、前述の直参旗本井上愛之助がある。しかし江戸の魔風文化は決して下剋上を許さなかった。今につながる日本社会の精神構造の礎は、この徳川期の270年間で培われたものなのだ。江戸の魔風を引き摺る日本人の精神構造は、なかなか今も変わらない、というのが私の持論だ。

ある国の信頼性維持のすごいところは、国の借金がある一定限度額をこえると、国債が債務不履行(デフォルト)になるという安全弁の仕組みを組み込んでいるところだ。

わが国にはそうした歯止めの仕組みがない。国や組織を健全に維持するバランサーがないか、不全なのだ。

これも、この国の魔風の一つに違いない。

2013年10月 5日 (土)

京王線の車中で堀田力先生と生き方、働き方の問答をする

先日さわやか福祉財団の堀田力先生と京王相模原線の若葉台駅から新宿駅まで同席させていただいた。

当日稲城市のiプラザにて堀田力先生の講演会があり、当方も拝聴してから新宿の事務所へ向かうため、若葉台駅のプラットホームで偶然にも帰途の堀田先生と遭遇し、そのままの拝聴モードで質問をしてしまったのである。

道中約50分ほどお話しする機会を得たが、堀田先生とのお話しの中で特に印象に残ったことは『地位やお金よりも、いかに自分に対し満足できる生き方や働き方が出来るか』であった。まさに同感である

また今後、介護保険の要支援1、2が、国から地方自治体に移管されるのを心配されていたが、私も同じ思いであり、英国の福祉政策(ゆりかごから墓場まで)の二の舞にならなければ良いが、と心配するのは私だけであろうか。

そして最後に、震災地における復興応援の地域通貨のお話しも伺え、あっという間の有意義な時間だった。

<地域通貨に関する私の杞憂>

日本では円が強すぎて地域通貨はあまりうまくいっていない。消費税が今後8%、10%になり、今こそ地域通貨の出番なのだが、お上の強いわが国において、地域通貨の普及は困難を極めることであろう。これが、わが国の地域通貨に関する私の心配である。

 

1998年に私は、英国の地域通貨の本部 LETSLINK UK (LETS:Local Exchange Trading Systems)を訪ねている。

 

その際のレポートは、拙著『コミュニティ・ビジネス』中央大学出版部1999年発行の第3章海外編を参照されたし。

 

☆彡

2013年10月 1日 (火)

コミュニティビジネス総合研究所はおかげ様にて満10年を迎えました

おかげさまで、本業のコミュニティビジネス総合研究所は、本日10月1日に法人化から11年目の新しい年度を迎えました。法人設立から満10年になります。

そして『コミュニティ・ビジネスで地域の元気づくり』を唱えてから満20年になります。これもひとえに支えてくださった全国のみなさまのおかげによるものです。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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