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2013年11月13日 (水)

最近の女性起業の特徴

数年前に複数年にわたり秋田のコミュニティ・ビジネス(CB)起業講座の主任講師をしていたことがある。

山武市の隣の東金市(日本商工会議所主催)でも、同じ千葉県内の習志野市でも数年にわたり、女性起業をサポートしてきた。

そうした最近の女性起業からいえば、等身大の地域起業が圧倒的に多いことである。

子育てを卒業し、家のスペースが空いている。家で何かしたいと考え、当CB講座の門をたたく女性が増えている。

その際旦那さんの支援も欠かせない。秋田では自宅を改装し、自宅の一部に店を構えた。女性が郷土料理を提供し、旦那さんは蕎麦を提供するという夫婦のコミュニティ・ビジネスがスタートしてから早5年が経過したが、今ではSNSに掲載されるほどの大繁盛だそうだ。

自宅を改装し、地域の資源を活用するコミュニティ・ビジネスの成功率は高い。初期投資を低く抑えることと運用経費(家賃がかからない)の負担を減らすこと、さらにはご近所の仲間、友人が支援してくれるなど、多くのメリットを得ることが可能になるからだ。

そして利益追及が第一の目的になっていないこと。自己実現がその目的であることも成功の要因である。

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山武市の山下さんのファーマーズキッチン『米夢』は実家での開業

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地産地消のヘルシー料理が”健康の源”というコンセプトだ

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農(食文化)を縁にネットワークを地域の内外にはり巡らす農縁隊

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さんぶ農縁隊の中心メンバーの酒井さんも女性起業組だ

こうしたCBによる女性起業は、政府関係の統計資料のなかに中々現われてこない。

これからは、こうした地域の”小さなビジネス”を1つ1つ丁寧に耕し、つなぐこと(その形は”さんむCB図鑑”が物語る)が、わが国の高齢社会の古くて新しいカタチ(コミュニティの経済)になるのだ。もちろん最新のICTを活用することも忘れてはいけない要素だ。

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