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所長は、2000年にまち開きをした新宿から30分のところにある京王相模原線若葉台駅前に広がる”地域コミュニティ”を日本社会の”新住民の縮図”として注目している。
東京市ヶ谷にある大学院の『コミュニティ・ビジネス論』が佳境に入っている。
今年の細内所長の出講は11月から来年の1月までだ。
シラバスはこちら。
コミュニティのライブな感触を導入するために、ゲストスピーカーを招いたり、現地視察を導入して授業を面白くしようと日夜工夫を重ねている。
まずは地域再生・震災復興に取り組んでいる(一社)みんなのとしょかんの川端代表をゲストに迎えた。
また一昨日は、市民が運営するコミュニティ・シアターの川越スカラ座(NPO法人が経営)の役員東海林氏を招いた。
1/11には、福祉の工房、有限会社さいとう工房の社長斎藤省さんをお招きしてロボット型電動くるま椅子の実演とその周辺環境の解説をお願いしている。毎回3時間の授業の中でゲストとの交流パフォーマンスを意識して展開中だ。
1/19の最終授業では、栃木県足利市の知的障碍者更生施設こころみ学園のワイン醸造場・有限会社ココ・ファーム・ワイナリーを視察し、障碍者一人ひとりに合せた仕事の作り方を見てくる予定だ。カラスを追い払うために朝から夕方まで缶をならし続ける係り、園生100人分の洗濯を一手にする係り、葡萄畑の下草刈りをする係り、葡萄についた虫取りをする係りなど、その人(障碍者)の可能性に合わせた仕事がいっぱいだ。
こうご期待。
50代に入り、ここ3年くらいご先祖さま探しを趣味にしている。ファミリーヒストリーの探究である。
1代前は父母の2人、2代前の祖父母は4人、3代前の曽祖父母になるとその倍の8人、さらに4代前の高祖父母になると16人もいることになる。倍々でいく2の階乗法で、誰にもその数だけご先祖さまがいる勘定なのである。
今でも自分より4~5代前までは、本籍のある役所に行けば除籍謄本でご先祖さまを調べることができる。4代前の高祖父母の時代は、江戸の末期生まれで、天保とか嘉永とか、慶應生まれが除籍簿に記載されている。4代前の16人のご祖先さまは自分にとって一人もかかすことができない。赤い糸で結ばれているのである。
調べてみると面白い。農家もいれば、宮司もいる。干瓢問屋もいれば造り酒屋もいる。役場の助役もいれば小学校の先生もいる。医者もいれば知行地を持つ元旗本もいる(このご先祖は戦国大名にもつながるから面白い)。
ふと気がついたことがある。NHK大河ドラマなどに出てくる鳥羽伏見の戦いや江戸の無血開城、そして明治維新などのドラマは自分にはまったく関係ないと思っていたが、実は大いに関係するのである。明治維新が無ければ今の自分がここにいないといっても良いだろう。
つまり父方のご先祖さまは江戸末期・幕末に日光のお山から2~3家族で今の栃木県河内郡に移住してきたのである。江戸期ならば移住はとても無理な話である。また母方の中には、徳川幕府の親衛隊・旗本もおり、王政復古で江戸のまちをおわれ、元・知行地のあった同県河内郡に家来・家族共々移住するのである。つまり薩長土肥の倒幕、明治維新が無ければ、自分のご先祖さんたちは出会うことも無く、存在しないことになり、自分も生まれていないことになる。黒船ペリーの来航が今の私を生み出していると考えると、ドラマへの興味は尽きないものである。
そう考えると人間の歴史は面白いものである。
昨日の細内所長は、千葉県山武市のコミュニティ・ビジネス交流会に出かけました。
CB交流会の主任講師として、メンバーと一緒に山武市内の道の駅『オライはすぬま』を訪問。所長は山武市蓮沼地区産の海水ネギ(台風被害から生まれた新名物ネギ)を購入。ホントうまいぜよ。
また来年夏には当駅(現在の船の位置にスタジオが誕生)に、コミュニティFMさんむ(20W)が開局予定だ。
道の駅の年商は4億数千万万円で本日も大盛況。県内でもトップクラスの売上高だ。
道の駅『オライはすぬま』とセットで 九十九里浜の隠れた新名所になるかも。
”市民による地域力の向上”が新たな”市民経済”を産むのだ。
さんむCB図鑑を参照あれ!
九十九里浜のある千葉県山武市の市民参加PJ『さんむCB図鑑』は、参加者みんなで議論し、一緒に作りあげてきたが、その第2弾ができた。アグリカルチャー編とサービス編の2本立てだ。
さんむCB図鑑アグリカルチャー編はこちら:「cb_vol.2_アグリカルチャー.pdf」をダウンロード
さんむCB図鑑サービス編はこちら:「cb_vol.2_サービス.pdf」をダウンロード
CB図鑑づくりは、コミュニティ・ビジネス同士が地域でつながり、地域内外のCBがネットワーク化し、やがてコミュニティ・ビジネスの産業化(市民による経済)につながるもの。
そんな市民経済のある地域を全国各地に広めて行きたいというのが、細内所長の夢、すなわちコミュニティ・ビジネス・ネットワークなのだ。
今からでも遅くはない、さあ地域の同志でコミュニティ・ビジネス・ネットワークを始めよう。