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2014年1月13日 (月)

電動車いすの進化と世の中の進歩

先週末の土曜日は、私が非常勤講師をしている市ヶ谷の法政大学大学院で『コミュニティ・ビジネス論』の講義があり、久しぶりに墨田区本所のさいとう工房(2011年ロボットコンテスト『第2回ROBOT JAPAN』にてMVP賞受賞)の斎藤省さんをゲストにお迎えし、電動車いすの発展・進化の状況を伺った。

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今から15年前になるが、さいとう工房さんへ足を運んだ。当時拙著『コミュニティ・ビジネス』中央大学出版部を持参し差上げた時、うちのお客さんもこうした本を出していますよ、と斎藤さんから見せられたのが、あの乙武さんのベストセラー『五体不満足』だった。つまり彼の電動車いすは斎藤さんのところで製作したものだった。

その後、世の中は大きく進歩し、まちのあちこちで電動車いすを利用する障碍者を普通に見かけるようになり、私たちの生活シーンの一部にもなっている。

上記の写真は授業終了後、斎藤さんと一緒に写したもの。電動車いすを持参していただいたが、乗り心地や駆動性は15年前に比べ格段に進化し、快適そのもの。

授業の中で斎藤さん曰く「車いすを作ることが目的ではなく、障碍者自立して自分たちの生活も環境も自ら変えていく。そのような気持ちを引き出すご縁につながることを願って今、この仕事をしている。」と素晴らしいコメントだ。

本物の仕事は輝いている。

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