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2014年4月

2014年4月29日 (火)

地元で仕事を起せるように起業家精神を総合学習で学ぶ

昨年、一昨年と青森県から当社に委託されてコミュニティ・ビジネスの高校生版開発のプロジェクトに協力しました。

若いうちから郷土愛を持ちながら、地域資源を見い出す能力を身に付け、大人になってからも故郷・地元で仕事を起せるように、高校生向けにコミュニティ・ビジネスの意義・意味を理解できるようにと、プログラムを開発したものです。

青森県もその普及のためにパンフレットを作り、この4月から広く一般に公開しています。

そのパンフレットの一部をご紹介します。

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以上、その一部です。

地域づくりと子供たちの未来のために。

 

2014年4月24日 (木)

コミュニティ・ビジネス(CB)とソーシャル・ビジネス(SB)の違い

コミュニティ・ビジネス(CB)は、顔の見える地域コミュニティの諸問題を等身大のビジネスで解決するもの。

 

ソーシャル・ビジネス(SB)は、広く一般社会の諸問題を積極的なビジネスで解決するもの。

 

CBとSBは重なる部分も多いが、地域社会という人が住み、交流するコミュニティ(バーチャルも含む)をベースに考えると、意外に相違点も少なくない。

 

これが、私の30年近くコミュニティの現場を歩いてきた実感だ。

 

ソーシャル・ビジネス(SB)の事例:MODECO

 

大都市から出る廃材を再利用して作るオシャレなバッグやカバンなど。

 

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消防士の着古した防火服も再利用で新しいカバンに変身

 

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(MODECO販売員さんの許可を得て撮影)

*
もっと知りたい方は、http://www.hosouchi.com/ をクリック!

 

 

2014年4月22日 (火)

玉井先生の風土宣言

風土論は、昭和のはじめ、旧制諏訪中学の三澤勝衛先生が唱えたもの。

そして旧制宇都宮農林、九州大学農学部を卒業した玉井袈裟男先生が戦後故郷の信州を舞台に独自の村づくり(風土)論として発展させたもの。

下記写真の詩は、玉井先生が村づくりの体験を踏まえて風と土について謳い上げたもの。

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☆信州大学教養部の授業では『玉井の農学(むらづくり論)』として大変人気の高い授業であった。

玉井先生は『暗い感情の問題解決』が口癖であった。そこから私は『暗いつぶやき』を口癖にしている。松本のレストラン鯛万での先生とのランチが懐かしい。

岐阜県高山では玉井先生と共演後、俳優の渡辺文雄さん(当時講演会を主催した岐阜県立世界生活文化センターの所長を務めていた)を交えて3人で飲みあかした。今はお二人とも鬼籍に入る。

合掌

(2014年3月22日の当ブログにも、1997年3月の東京都墨田区にて開催されたCBN設立シンポに出席していただいた玉井先生についての記事あり、そちらも参照されたし)

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☆筆者の玉井先生との思い出を語る取材本の記事。お別れの会にて紹介される。

細内のFacebookと同時掲載

細内信孝が主宰する『町の学校』はこちら

細内信孝のコミュニティ・ビジネス ワールドはこちら

 

(2016.1.3 追記)

2014年4月20日 (日)

五輪風が吹けば警備会社が儲かる?

このたび東京郊外にあるニュータウンの法人区画の分譲地に警備会社の新しい研修所ができるらしい。その理由が2020年の東京五輪に向けて警備需要が増加するからだという。

そういえば1964年の東京五輪時に、わが国で初めて警備会社が新しいサービス事業として誕生した。あれから50年が経過し、法人ばかりか個人や家庭のセキュリティ(安心・安全)分野まで、そのサービスの質と量が大きく進化している。

閑話休題

さて2020年まであと6年だが、東京五輪まで建設業をはじめ多くの分野でこうした”五輪風”が吹くことになるが、その後のマーケット需要がたいへん心配だ。超少子高齢化、かつ人口減少がますます深耕し、活力のない硬直化した地域社会が待ち受けているからだ。

首都圏では、東京のベットタウンにあたる神奈川、千葉、埼玉のオールドタウンに住む65歳以上のシニアの健康生活、消費行動が今後の地域活力の成否を握ることは間違いなさそうだ(他世代よりマーケットボリュームが相対的に大きい)。

空家問題、医療健康問題、福祉介護問題、教育問題、財政問題など、地域コミュニティの本質的な問題解決が今であると認識すべきである。

備えあれば憂いなし。

2014年4月18日 (金)

千葉県山武市のコミュニティ・ビジネス交流会

今年も4月23日(水曜日)の14:00から始まる千葉県山武市のコミュニティ・ビジネス(CB)交流会のご案内です。

今年は山武市でCB講座がスタートしてから満5年が経過し、コミュニティ・ビジネスの芽出しを始めている市民の方々がたくさん出てきました。

こうしたCB起業の芽出し段階の方々が山武市役所に集まり、協力・互助・共同のネットワークを構築し、CBを地域で推進していこうと、月1回の割合でCB交流会を開催して行こうとするものです。

他市の方の参加もOKです。初心者でも関心のある方はぜひ参加して見てください。

詳しくは山武市役所市民自治支援課まで。

2014年4月15日 (火)

そんなに急いでどこへ行く

わが国の15歳~64歳の労働人口が8000万人を割り込んだ、との報道。また65歳以上は25%をこえた、とのこと。4人に1人が高齢者の勘定だ。

60歳以上のシニアは、とうに全人口の30%を超えている。立派な高齢者大国だ。

先輩方を見ると、60歳で退職している人が少なくない。60歳以降1年ごとの契約更新では腰が落ち着かないからだろう。

先月自動車を売却し、自転車はすでに昨年有料にて処分した(坂の多いまちには必要ない)。私はもっぱら歩くことにした。

これからの日本は、地域ごとに住む人々の実情に合わせた身の丈サイズの等身大の国で良い。特にシニアは無理することはない。自由時間をたくさん持っているのだから。

YOU、そんなに急いでどこへ行く。

<細内のFBと同時掲載>

2014年4月11日 (金)

わが国の政治経済に求められている地域課題

12年前に英国ウェールズ地方の公営住宅を視察したことがある。各戸の中にところどころ窓にベニヤ板が打ち付けてあり、どうしたのかとガイドさんに尋ねたことがある。何と放火に遭いスラム化しているとのこと。人影もほとんどない。

当時こうした住宅の販売価格を尋ねたところ100万円~200万円とのことで、中古の乗用車とあまり変わらないとの返事をいただいた。何といったことか!と思った次第である。英国ではこうしたところに地元のNPOが事務所を構えていることが少なくない。

さて、わが国の地域コミュニティに目線を移すと、現在わが国の空家物件は700万戸とも750万戸とも言われている。こうしたところの公営住宅の築40年ものの住宅販売価格を調べてみると、2DK団地サイズの50平米の東京郊外物件で200万円というものが出始めている。おおむね200万円~300万円台というのがその市場相場だ。英国のようなスラム化まではしてないものの高齢者や独居者などの社会的弱者が多く住むという。

高度経済成長期にはあった団地内の食品スーパーや飲食店、銀行(ATMは残る)などはとうに撤退しており、東京臨海部に林立する高層住宅や商業施設群との2極化が進行しているというのが、わが国の首都圏における地域コミュニティの状況だ。

少子高齢化の進行と所得格差が深化し、労働人口の減少と労働者の高年齢化が進展する中、活力のある安心・安全の地域コミュニティをいかにして維持していけるかが、いまわが国の政治経済に求められている地域課題の一つだろう。

経済が上向いているからと浮かれている場合じゃない。各々が地域コミュニティの足元を再度確認してみよう。

地方都市も過疎地や限界集落を抱え、同じようにミニ東京化が浸透し、2極化現象が政治経済の喫緊の課題として日本列島の隅々まで覆い尽くしている。

いよいよ待ったなしの時機を迎えている。

2014年4月 5日 (土)

お知らせ

ご好評をいただいている細内所長の旅日記は、当欄で500回を達成しました。

これを期に、細内信孝のコミュニティ・ビジネスワールドhttp://www.hosouchi.com/)のトップ画面からTOPICShttp://www.hosouchi.com/topics.html)欄の頭へ移動しました。

引き続きご愛読ください。

2014年4月 4日 (金)

新宿界隈のエープリルフール、ウルトラマン現る。

4月になりました。新宿界隈のエープリルフール。

新宿高島屋にウルトラマンが登場(写真はすべて会場外のポスターから写す)

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ゴジラもカネゴンもバルタン星人もいる。

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カネゴンが黄金販売中

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円谷監督と言えば、社会風刺のきいた『ウルトラQ』が傑作だ。

中でもパンチの利いた社会風刺『1/8計画』17話がユニークだ。当時東京が1000万人を超えたので、人間も含めてすべてのものを1/8にしてしまう不思議な機械にかけ、1/8サイズによる人間、街の不気味さが売り物だ。今でいえばコンパクトシティ?の先駆けだろうか。そして背後に流れる音楽の怖さ、不気味さが今でも脳裏をかすめるのは私だけではないだろう。子供のころを思い出す。

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当社と同じ町内会にある千駄ヶ谷5丁目のエープリルフールでした。

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