最適な事業解を見出すこと
昨日夕方のテレビニュースを見ていたら、早稲田大学隣接の名物食堂が紹介されていた。
その食堂は学生を対象に大盛りで安くておいしい飯を売りにしていたが、その前は早大生に学帽を売る帽子店であったそうだ。学帽を被る学生がいなくなるに従い、廃業を余儀なくされ、店主の奥さんが仕方なく学生向けの食堂を始めたというものだった。こうした転廃業、新規事業の創出は、一般の世間様では良くあること。学生向けの商売という視座は変えず、提供する商品サービスを変えて成功した事例といえよう。
同じように私の友人の斎藤さんはボイラー会社の技術担当役員であったが、自分に合った仕事探しの末、障碍者向けの車いす製造業を新たに起こし、ボイラー会社を他の役員に託した。これはコアになる技術は変えず、対象とする顧客を変えた事例の成功例と言えよう。
コミュニティ・ビジネスでも同じことが言え、コア技術は変えず顧客を新たに創出するケースと顧客は変えずコア技術を変えるケースがある。
転廃業に向けて、いずれのケースも基軸となるコア技術やターゲット顧客を意識し、自分や家族、スタッフの能力に見合う最適な事業解を見出すことが成功への近道と言えよう。
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