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2014年7月19日 (土)

CB視点から見た花農場あわのの成功条件

 

先日千葉県山武市の受講生達と一緒に栃木県鹿沼市上粕尾にある花農場あわのを訪ねた。花農場さんとのおつきあいは、栃木県主催の2003年のコミュニティ・ビジネス(CB)スクール(細内所長が主任講師を務めた)にある。その時、花農場あわの代表の若林さんとは栃木県の紹介によりCBの先進事例として紹介を受けた。以後、私が2005年12月に放映されたNHK総合『ご近所の底力』の解説者を務めた時も、CBの先進事例としてその成功ファクターを紹介したところだ。

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   さて何を持ってビジネスの成功というのかも議論があるが、ここでは有限会社として設立後15年が経過し、初期投資した写真の建物(母屋)のローン残高約2000万円も13年ほどで完済したとのこと。また女性8人による農家の母さんたちの起業という視点から見ても立派なCBの成功事例だ。

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  それではCBとしての成功ポイントを述べてみよう。

まず営業時間だ。それは9時から17時であり、主婦の働く場であるから夜の営業はしない。昔の蕎麦屋さんの売り切れ御免のポリシーと一緒である。これが本来の商売の王道である。

  そして客に喜ばれる料理を出すため、新鮮な原材料(隣の畑から採取)と料理の腕を上げるため県都宇都宮の有名シェフの元に開業以来毎月料理の指導を受けに行っている。

  土地は借地で元こんにゃく畑1.1ヘクタールを整地し活用している。商いの基本は借地が一番だ

  会社の経営は全員参加で行っている。毎月の会計業務が順次回ってくる。店の日計を締めて総勘定元帳につけるまで全員が順番に担当し、会社のストックとフローが分かる様になっている。

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  写真のテーブルに並べられた料理はほとんどが地元産である。ハーブ入りのウォターも冷たく美味しかった。

また来たくなる気持ちがリピーターの循環を生む。

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