信州の農村に学ぶコミュニティ・ビジネス
昨日南信州の喬木村(たかぎむら)から帰京しました。地域力向上の講演旅行に行ってきました。
講演会の翌日に村民のみなさんからリニア新幹線の新駅(長野県で唯一地上にリニアが姿を現わすところ)ができるという場所の風景を丘の上から見せていただきました。
その丘の上には喬木村を生誕の地とする児童文学者・作家の椋さん(椋鳩十)の石碑が建っていました。
椋さんの作品は、たしか小学5年生の時に国語の教科書で学んだ方が多いかと思います。次のような詩作がその石碑には刻まれていました。
本日私がFBに上記の写真をアップすると、大阪体育大学の冨山先生から早速コメントをいただきました。この詩作にはコミュニティ・ビジネスの基本的なマインドが刻まれているという内容でした。
まさにその通りです。日本の原風景が色濃く残る信州の村々には、石碑に刻まれた心情が地元の方々に脈々と受け継がれています。
私も30数年前に信州にて青春時代の4年間をすごしました。私のコミュニティ・ビジネスの原点は、まさにこの信州の風土にあるといっても過言ではありません。
*椋さんの詩作より、コミュニティ・ビジネス的なマインドを紹介
日本の村々に 人たちが
小さい小さいよろこびを追っかけて生きている
ああ 美しい
夕方の家々の窓のあかりのようだ
椋鳩十
« 8月15日終戦の日を前に先人の覚悟を想う | トップページ | 豊かで平和な日本の象徴 »
「地域」カテゴリの記事
- 古代の文字文化をもたない人々の暮らしを想う(2024.07.05)
- 持続可能な地域コミュニティとは(2024.05.18)
- まちの特徴を考える(2023.10.04)
- 北海道、東北の人口減少が今とんでもないことになっている(ブースター版の記事) (2022.11.14)
- 都道府県の魅力度ランキング、40番以降の北関東各県は50歩、100歩の違いしかない(2021.10.15)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント