かもめが飛んだ日、『マーケットイン発想でウェルビーイングへ』
今から8年前に患者本位の調剤薬局2店舗(A店、B店とも同じ会社が経営する)が神戸市の病院前に同時開業した(同じ敷地内にある)。
患者さんのニーズに合わせて、患者さんが忙しいときはよりスピーディーに薬が受け取れるB店の利用。しかし生活習慣病の薬は、薬剤師さんから詳しく薬の効能やその飲み方を聞きたいから、高機能の調剤薬局A店を利用したい、と患者さん自らの判断、都合で調剤薬局をチョイスできる。そんな調剤薬局が誕生した。医療福祉分野でも顧客本位のサービスが求められる昨今だが、誠にマーケットイン発想のウェルビーイングである。
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暮れなずむ街の姿は少子高齢化したわが国の社会風景を現す(人の姿が少ない)
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さて、この2015年4月から介護保険法の改正により、要支援1・2が国から各自治体に移管されたが、こうした患者さん本位のニーズを取り入れた要支援の仕組みであってほしいものだ。自治体ごとにサービス内容の特徴を出せるが、現段階ではどこの現場も試行錯誤の段階にある。
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しかし各自治体の裁量に委ねられる新しい仕組みづくりの猶予期間はあと2年間だ。上述の調剤薬局の先進事例も参考にしながら、全国1718の市町村は、ぜひマーケットインの発想に基づいた新しい仕組みを再構築してほしいものだ。それは単独でなく、地域(中学校区相当エリア)地域で違うものになり、時には総合型地域スポーツクラブやシルバー人材センター、地域包括支援センター、医療機関、調剤薬局、社会福祉協議会、そして生涯学習センターなど組み合わせて健康寿命を維持・延長する仕組みであることを願いたい。
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職場近くにあるコミュニティカフェ。これも地域コミュニティに必要な要素だ(就労の場として人々の憩いの場として)。
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