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2015年9月

2015年9月20日 (日)

生ごみが自治体と企業、そして市民の協働を誘発する

先日総務省の仕事で訪れた埼玉県日高市役所から民間のセメント会社の工場を望んだのが次の写真です。日高市内から出る生ごみを発酵させ、セメント原材料に混ぜてセメント製品を造る。日本では最大級の規模とか。焼却工場がいらなくなり、セメント焼成用の石炭使用量も減り、経済的な理にもかない、かつ二酸化炭素の発生量も低減することが可能となります。

21世紀のエコ時代に相応しい生活・産業システムと言えるでしょう。

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細長いベルトコンベアのロードが印象的なセメント工場
エコロジーの先進事例(生ごみの利活用施策)として、そこから自治体と地元企業、そして市民のゴミ収集に関する協働作業が垣間見えてきます。環境問題に対する市民意識も高まり、実際にゴミの量も減っているそうです。

2015年9月 9日 (水)

岡山の閑谷学校に日本の社会教育の真髄を見る

CB総合研究所が運営する”町の学校”の今後の参考にしようと、時間を見つけて講演先から訪れた岡山県備前市の閑谷(しずたに)学校を視察してきた。

閑谷学校は、江戸前期の岡山藩主池田光政公が1670年にその設立を家臣の津田に命じ、講堂はその3年後の1673年に完成した庶民のための学校であり、岡山城の藩士のための学校と並立で設立したものである。
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校内を散策し、いくつか驚いた点があったので思いつくまま以下に列挙してみた(時間の関係で充分なヒアリングができなかったため、主観を交えた私見である)。
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*釉薬を使用しない備前焼技法で作られた赤い瓦は重量感のある大屋根を演出している
1)藩士のみならず、将来の村の幹部候補生(8歳~20歳)を養成した学校(町の学校の手本となる)である
2)藩の財政と切り離し、学校田(所領は279石)や学校林を設けて学校運営の独自性を高めた(寺の寺領と同じ扱い)
3)授業の内容は儒教(孔子)が中心であったが、読み書きはもちろんのこと、現代のリベラルアーツ的な教養面(世情、習字、漢学など)も教え、講義した
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4)1年間寄宿生活をして勉学に励む全寮制であった
5)岡山藩内ばかりか、他領の一般子弟も受け入れた
6)定員は1年間で50名ほどであった(以外に少ない?)
7)講師は藩校と同じ人物があたった、とのことである。
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*講堂内は今でもしっかりしている。日本の木材の良さが活きている和の空間である
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*構内の西洋芝は江戸期にはなかったものだろう
8)330年を経ても、いまだに内外とも立派な講堂(国宝)である
9)石塀をめぐらせ、学校はまるで城郭のようでもあった
10)明治維新後も私立閑谷中学校として存続し、地域社会に人材を輩出した
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☆ここの石塀は上面を丸くしているところに特徴がある
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岡山県は、奈良時代に和気清麻呂の姉(和気広虫)が日本で最初の孤児院(孤児を養育した記録がある)を設けたり、明治期には石井十次が千人規模の近代的孤児院を岡山市に開設した。この閑谷学校もそうだが、社会教育事業に力を注ぐ歴史的な文化が古代からあるらしい。例えばその精神は、現在、倉敷市の倉敷中央病院や大原美術館などに繋がっている(これはあくまで筆者の感想である)。
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*岡山県和気町の和気神社に建つ和気清麻呂像

2015年9月 2日 (水)

倉吉の赤瓦の街並みに東洋のフィレンツェを見た

昨年に引き続き、今年も女性起業のためのコミュニティ・ビジネス塾(チラシはこちら)で訪問した鳥取県の倉吉市であるが、その赤瓦の街並みと沢山の小さな橋に、私は東洋のフィレンツェ(イタリア国)を見たような気分になった。

例えば、フィレンツェのミケランジェロ広場が打吹公園に、世界遺産のフィレンツェの歴史地区は倉吉白壁土蔵群、すなわち国の重要伝統的建造物保存地区に、アルノ川は町の中を流れる玉川に、メディチ家は倉吉淀屋に、ウフィツィ美術館の天使は天女のモザイク壁画に、ヴェッキオ橋は商家をつなぐ多くの架け橋に、大聖堂(ドウォモ)は明倫地区の円形校舎に置き換えることができるだろうか。そうすれば新しい物語がそこから生まれてくるものだ。観光ツーリズムには、過去の遺産も大切だが、未来志向の新しい物語も人を呼び込む新しい手段の一つだ。


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赤瓦の街並みと多くの橋の風景にかって訪れたイタリアのフィレンツェの街並みがダブって見えたのは私だけだろうか。玉川をはじめもっと川に物語性を持たせてもよいのでないか。
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あわせて「町の学校」もぜひご笑覧ください⇒http://www.188school.org/
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白壁土蔵と赤瓦の家屋に借景の打吹山がよく映える。この山には羽衣の天女伝説がある。
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写真は、女性起業塾のワークショップ風景。みんな熱心に聞き、グループ全員で討議する。
次回は2015年9月26日、27日の両日に、倉吉市上灘公民館にて女性起業塾がある。関心のある方は市の事務局さんへ問い合わせてみると良い。

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