首長がシティ・セールスする時代も”ゆるきゃら”で進化?
現在当社のパソコン・プリンターはエプソンとキャノンを使っている。
信州精機という会社をご存じだろうか。小生の学生時代、友人が何人か入社したので今でも覚えているが、現在のセイコーエプソンである。たしか長野県諏訪市に本社をおくが、塩尻市にも大きな事業所がある。
*
小生、塩尻市には3回~4回ほど、コミュニティ・ビジネスの講演で伺っただろうか。浅からぬご縁である。またお隣の松本市には学生時代に住んだことがあるし、講演も3回ほど招かれている。
*
当社が新宿代々木に移転してからまもなく10年になるが、当社から500メートルほど北に新宿高島屋があり、時々ランチを食べに出かける。
*
8年くらい前になるだろうか。休日出社でその日も新宿高島屋のつばめグリルで昼飯後にエスカレーターで階下に降りてくると、イベント広場でワイン祭りが開催されていた。
*
ソムリエ姿の男性が盛んに塩尻ワインを勧めていたので、会場の空いている椅子に着席して眺めていると、何と市長自らがソムリエ姿で、先日亡くなられた女優の川島さん(合掌)とワイン談義をしていたところだった(市長は当時ソムリエの資格を正式に取得していたことを会場で知る)。
*
これは、いまにして想えば、首長自らによるシティ・セールであり、むかし宮崎県知事、そして現在は鳥取県知事等が自らテレビに出演し、シティ・セールスをするが、塩尻市長もその先駆けだったようだ。
*
一昨日、鳥取市内に宿泊したが、鳥取県知事のPR力に引かれて、早速鳥取駅前のすなば珈琲とスターバックス鳥取店の両店舗を見学してきた。珈琲店の印象は引き分けだったが、駅前にしては貸室募集中の赤いプレートが少なくなかったのが気になった。いまはどこの地方都市にもこうした空き店舗が中心部に目立つようになっている。少子高齢化、人口減少と家賃の高さが影響しているのだろう。
*
ふり返ると、首長自らがシティ・セールスをする時代も進化を迎えている。
*
自ら県産品や市産品をセールスし、ふるさと納税も積極的に呼びかける。時にはゆるきゃらに代行を頼む。
*
日本全国の自治体がそうした賑やかしの状況にあるようだ。
☆
☆鳥取空港で見かけたゆるきゃらと特産品のだんごのコラボポスター
*
☆ゆるきゃらは既存の商品にパッケージ化され新しい商品に生まれ変わる
*
« 生ごみが自治体と企業、そして市民の協働を誘発する | トップページ | 町の学校◎◎校・開校のご案内 »
「地域」カテゴリの記事
- 古代の文字文化をもたない人々の暮らしを想う(2024.07.05)
- 持続可能な地域コミュニティとは(2024.05.18)
- まちの特徴を考える(2023.10.04)
- 北海道、東北の人口減少が今とんでもないことになっている(ブースター版の記事) (2022.11.14)
- 都道府県の魅力度ランキング、40番以降の北関東各県は50歩、100歩の違いしかない(2021.10.15)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント