« 自由時間評論家津端先生からの手紙 | トップページ | 戦国期は仕える主君の才覚で自分の将来が大きく浮き沈みした »

2015年10月31日 (土)

私の仕事は一期一会を地で行く寅さん稼業

生活文化のメーカー系の研究所を辞してから早や14年が経つ。

月日の流れは早いもんだ。
02
☆2001年に設立した有限会社コミュニティビジネス総合研究所のオフィスにて
そして好きなことで食っていけるなんて何と素敵なことだろう。
先日講演やセミナー、ワークショップの仕事で訪れたところを整理していたら、一期一会を地で行く、まるで松竹映画の寅さんのような稼業だなと思った。
稼業の本質が口八丁、手八丁であり、浮き草稼業であることは間違いない。
ご先祖は、きっと古代神話の国土神・猿田彦かもしれないし、全国を股にかけた京都・山崎油座(離宮八幡宮の専売権を持つ株仲間)の油売りかもしれない。本質的には人と接することが好きな商売(あきない)人であることは、今も昔も変わらない。
S20150305_035_2 S20150305_015_2
☆第47代津田宮司と面談し、油座と株仲間について多くの示唆を受ける。
Img_2201_4
☆寒川社会福祉協議会の年次大会にて講演する。
*
この仕事の良いところは、津々浦々の現地人の情報が手に入り、しかも土地土地の地の物がそこで堪能できることだろう。
S200915_003
☆高知県赤岡町の”とさを商店”のちりめんおこげはたいへん美味であった
例えば美味しいアユ料理ならば、岐阜の長良川、福井の九頭竜川、熊本の球磨川と、その手の専門料理店が川沿いにあり、その食味を十分堪能できる。いずれも激流の河川が身のしまった旨いアユを育てる。いずれも食してみたが、甲乙つけがたい味だ。日本酒との相性で最後は決まる。できれば日本酒も地のものが良い。
その土地土地を知るには郷土料理に勝るものはない。もちろん講演やセミナーの仕事が終了してから、いそいそと出かけることにしている。自費で延泊することもやぶさかではない。
そう考えると、一期一会の仕事もわるくないなと思う今日この頃である。
S
☆私の仕事の醍醐味は、現地で人々と交流すること。写真は、旧知の農村レストラン・花農場あわのさんを訪ねた時の談笑のひとコマである(同行者・東海林氏撮影)。そうした友人・知人にあえるのが一番嬉しいものだ。

« 自由時間評論家津端先生からの手紙 | トップページ | 戦国期は仕える主君の才覚で自分の将来が大きく浮き沈みした »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。