町なかにある中小のスーパーや地域たすけあいは小中学校とともに消えていく
ある地方都市の中心市街地にある老舗スーパーがこの1月末で閉店した。
創業から124年にわたり庶民に親しまれてきた下町の商店・スーパーであった。
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このスーパーのある下町には、かって小学校が4校あったそうだが、今は統合されて1校しかないという。
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地方都市の少子高齢化問題はどこも深刻である。
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このスーパーのあった商店街では、地元自治会やコミュニティ協議会、商店街等が協力して高齢者の買い物支援、生活支援をして、商店も地域通貨を媒介として高齢者の注文や配達に応えていた。
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そして地域通貨の事務局機能をこのスーパーが担っていた。
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どこの地方都市でもそうだが、郊外のバイパス沿いや高速道路のインターチェンジ付近に大手流通業のショッピング・モールができ、クルマで週末に纏め買いをする家族連れが目立つ昨今だが、中小のスーパーは駐車場も少なく、価格競争でも大手流通業にはかなわない。付近にコンビニまでできれば太刀打ちできない。
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こうして町のなかにある中小のスーパーや地域のたすけあいコミュニティは、小学校や中学校とともに消えていく。
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少子高齢化による人口減少社会がまちにいかに大きなダメージを与えているか、打開策は待ったなしの状況にきている。
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☆地方都市でも高層ビルが目立つようになってきた
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