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2016年6月

2016年6月28日 (火)

愛媛県西予市の開成塾で講師を務めます

2016年の秋(9/30、10/1)、私は、愛媛県西予市宇和町で西予開成塾(宇和先哲記念館)のおとな編、こども編、両方の講師を務めます。


3年ぶりの愛媛県訪問ですが大変楽しみにしております。
前回は、愛媛県鬼北町商工会にて地域住民のみなさんの前で、まちづくりの講演をしました。雨の強い夜でしたが多くの方に聴いていただきました。
宿泊は隣のまち宇和島のホテルでした。宇和島は闘牛で有名ですが、2011年鹿児島JC大会で講演した時も、奄美の徳之島で闘牛を見ました。これも圧巻でした。
宇和島藩10万石(本来家康が政宗に約束したのは仙台と合わせて100万石でした)は、伊達政宗の長男が治める仙台OSの思考回路と伊予の思考回路、両方を併せ持つダブル・スタンダードのOS文化です(司馬遼太郎が小説の中でそう言っています)。
鎌倉期には下野国の有力な御家人宇都宮氏(下野守・伊予守)の治める領地が伊予にありました。平氏の領地を源頼朝が与えたためです。よって四国には宇都宮さんが多いのはそのためです。現在栃木県宇都宮市には子孫の宇都宮さんはほとんどおりません。親戚の佐竹さん(新羅三郎義光の子孫)を頼り秋田にいる?そうです。
山男の木版画は、畦地梅太郎の故郷三間町の博物館に、地元の企業家・農機具の井関さんとあわせて展示しています。彼の山男シリーズはユーモアのある作品です。近くにはジャコ天の工場がありました。遊子の段畑で、はらんぼのジャコ天をビールで胃に流し込んだのが今でも忘れられません。遊子の民宿には3泊しました。
そうした南伊予は、私にとってたいへん懐かしい土地柄です。10年前ですが、愛媛県におけるCB講座の啓発・普及活動として、当時の県職員さんとキャラバンを組み、愛媛県内各地を講演して回りました。今思うと愛媛県の知事さんから表彰されてもけしておかしくないものと自負しています。
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*愛媛県内における講演活動の詳細はこちらから⇒https://123noriko.wixsite.com/machi/blank
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☆海山川すべてが揃う愛媛県西予市

2016年6月26日 (日)

地域創生の成功の肝は?

コミュニティ・ビジネス(CB)の啓発・普及活動で全国各地を訪問した結果、私が考える地域創生・成功の肝には次の3つがあると考えます。

1点目は、グローバル経済に対して、ローカル経済を強く打ち出すには”物を持って語れる”コミュニティ・ビジネスを地域内にたくさん作ることです。
物(CB)は地域内で循環しますし、地域資源を積極的に活用しますので、地域が再生し・活性化します。物に付加価値を付ける視点が必要です。
2点目は、観光客(訪問者)に日常の生活を見せる・体験してもらう”生活観光”の導入が重要です。
細内が考える生活観光とは
⇒ http://www.hosouchi.com/seikatsukanko_institute.html
3点目は、地域にCB起業者たちの集いの場を設ける、すなわちCBメッセの開催が必要であり、かつ物(CB)を持って語れる”場としてのCBメッセ”の開催とその成果物の展示=CBのカタログでもあるCB図鑑の作成が肝要です。(サービス業の方はパネル展示や現場写真、現場体験でもOKです)
CBメッセの事例はこちらから⇒http://cbhakase.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-3de7.html
そして地域コミュニティにおけるCBの全面展開は、過去のCB的起業家を活かして、上記のような3つの仕組みを住民主体で、かつ行政・企業のサポートで複合化して行くことが大切であると考えています。
最後に地域コミュニティの地域創生、元気づくりは時間がかかります。
あせらず5年~10年という時間軸の視点を持って取り組んでいくことをお勧めします。
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2016年6月21日 (火)

最近英文字ワードに悩まされている。KSKは誰かさんのプロポーズの言葉「K結婚SしてKください」らしい

私は、最近英文字ワードに悩まされている。 例えばICTは情報通信技術のこと。ちなみにNPOは非営利組織のことで、CBNはコミュニティ・ビジネス・ネットワークのこと。そしてCBNはNPOである。ここまでは理解できるが、ICT分野はすごい使い方だ。

例えばBLEという英文字ワードは、観光施設にBLEビーコンを設置すると、スマートフォンに観光情報等を提供する近距離無線通信のこと。
新宿のとある百貨店では、このBLEビーコンを店内150か所ほどに設置し、O2Oツールとして各階ごとに商品情報やクーポンをスマートフォンに届けるらしい。これはインバンド対策とか。
最初何をいっているのか、私にも分らなかった。インバンドは外国人観光客とシンプルに言えばいいのに困ったもんだ。業界人しか分らない。マスコミも英文字ワードを多様する。
さて続いてO2Oって何か?お分かりの方はかなり情報リテラシィが高い人。 ONLINE TO OFFLINEのこと。
これはスマートフォンを利用している消費者を、スマートフォンなどのネットにつながっていないリアル店舗(実店舗)に呼び込み、買い物をしてもらうことを目的としたインターネットを使った新しいマーケティング手法のこと。すでに新宿界隈の商業施設で導入しているところも少なくないとか。
ちなみにネットを活用した市場をEC(イーコマ―ス=電子商取引)市場という。これがいま市場を2倍、3倍と飛躍的に伸ばしている。
IOT、M2M、SIM、GPSなど、最近流行りの英文字ワードはまだまだ尽きない、一般人には隠語に近く、若い人には業界用語としてカッコよく聞えるのかも知れない。
しかし健全な中高年世代には意味不明な言葉だ。 マスコミはむやみに英文字ワードを気軽(K)に使用(S)するのを少し考(K)えてほしいものだ。
★KSKは誰かさんのプロポーズの言葉=「K結婚SしてKください」らしい。
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☆KSKの文字もこの中にあるかもしれない。何事も神頼み
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巳年は縁起が良い

2016年6月 4日 (土)

滋賀県でのコミュニティ・ビジネスの取組み

私にとって滋賀県も忘れられない県の一つだ。

1995年阪神淡路大震災の後、私たちは1996年に長浜市でまちづくり会社黒壁の笹原さんたちと共同で震災復興のCB塾を黒壁で開催している。
また2004年には知事参加のもと滋賀県主催のコミュニティ・ビジネス講演会にて基調講演をさせていただいている。⇒「h16.pdf」をダウンロード

2005年には湖北町商工会でコミュニティ・ビジネス講演会で基調講演を行う。
帰りに湖北町の道の駅でご当地ならではのCBグッズ?を発見し、買い求める。
*ニットづくりのザックに笑顔の浅井長政が印象的だ
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同じく2005年には、内閣府男女共同参画局の仕事で女性起業アドバイザーとして、栗東市でコミュニティ・ビジネスの講演会とご当地の女性起業について具体的なアドバイスを行う。⇒「winwin.pdf」をダウンロード
最近では、2012年に近江八幡市で滋賀県産業支援プラザ主催のコミュニティ・ビジネスの講演会がある⇒「h24shiga.pdf」をダウンロード
2015年には大津市瀬田商工会の買い物支援のアドバイス事業などがある⇒「2015seta.pdf」をダウンロード
何かと滋賀県・近江とは関係が深いものだ。
*古代から交通の要所である瀬田大橋
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*地域密着の仕事おこしとしてヴォ-リズは地元の先駆者だ
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*むかで退治で有名な俵藤太(藤原秀郷・鎮守府将軍)の人気は今でも高い。その子孫に蒲生氏郷や大石内蔵助(斎藤道三の子孫でもある)がいる。
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☆瀬田の龍光山雲住寺でご住職から藤原秀郷についてお聞きする

2016年6月 2日 (木)

コミュニティ・ビジネスにはオムニチャネルへのヒントが秘められている

コミュニティ・ビジネスは商店街や既存の商工業者との親和性が高い。それは相互に補完関係を構築することが可能だからだ。ここにオムニチャネル構築のヒントがあると思っている。

過去に千葉県山武市と隣町の東金商工会議所が共催して連続16回のコミュニティ・ビジネス講座を開催し、その主任講師を務めたことがある。これは大したプログラムだ。講師も受講生も相当な熱意と忍耐が必要だ。
伝説の16回連続のCB講座プログラム
山武市のその後
東金商工会議所では、単独でコミュニティ・ビジネス講座を開催し続け、3年間開催したが、時の政府の事業仕訳に遭い3年間で終了した。今思うとたいへん残念なことである。
商工会議所の講座プログラム⇒http://www.hosouchi.com/09togane.pdf
北海道の中小企業大学校で商工会議所や商工会の指導員向けに上級者向けコミュニティ・ビジネス講座を開催したが、これも時の政府の市場化テストの影響で4年間で終了した。
上級CB講座プログラム
一部の商工会で買い物支援・生活支援に力を入れ始めている。これは地域を意識した商工会版のオムニチャネルだ。
商店街の活性化についての講演録(H22年.静岡県庁)
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☆日本のお稲荷さんの総元締め京都の伏見稲荷、外国人にも大人気だ
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☆お稲荷さんは商売繁盛の神様だ

2016年6月 1日 (水)

阪神淡路大震災以降、神戸市民のみんさんとのお付き合い

私にとって、神戸におけるコミュニティ・ビジネスの普及活動は、1995年の阪神淡路大震災以降、神戸市民のみんさんと深いお付き合いが続いている。

それは、神戸市長田区の真野まちづくり会社とのおつきあいに始まり、震災以降は兵庫県庁の若手の政策研究グループの方々へのコミュニティ・ビジネス政策情報の全面提供、そして、その後、毎年のようにご当地へのお招きをいただき、コミュニティ・ビジネスの考え方を皆さんへお伝えしてきた。神戸におけるそうしたコミュニティ・ビジネスの講演会・セミナーは、今でも私の脳裏に強く残っている。
ここ直近の神戸市におけるわたくしの講演会、セミナー活動は、
1.平成23年の(財)神戸いきいき勤労財団主催、認定NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸企画運営の「コミュニティ・ビジネスの実践」について基調講演を行う
2.平成24年の神戸市社会福祉協議会主催の市民福祉大学における
「地域活性化のカギ、コミュニティ・ビジネスを学ぶ」のセミナー講師
ちらしはこちら⇒「h24.pdf」をダウンロード
3.平成25年の神戸市社会福祉協議会主催の市民福祉大学における
「初めてでも分るコミュニティ・ビジネス講座」のセミナー講師
ちらしはこちら⇒「h25.pdf」をダウンロード
など、今でも神戸市民のみなさんとのおつきあいは続いている。
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☆感動的な舞子の夕焼け
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☆神戸の夜景はエキゾチックだ
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☆明石海峡大橋をときどき大型船が通る

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